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アーク・ノヴァ拡張セット「マリンワールド」が楽しみすぎるので色々考察(妄想)②

①からの続きです。
引用元は以下リンク。


新しいアクションカード

動物:条件緩和/狩猟者付き/コスト削減・追加点/追跡付き

  • 条件緩和

素で研究機関能力持ち

プレイできる枚数が1枚になる代わりに赤枠条件を1つ無視できる能力。
特に明記されていないため「研究機関」の能力と組み合わせれば2つ無視できるものと思われる。
コストが安い代わりに条件が厳しいものが多い「鳥類」や「爬虫類」との相性が良さそうだが、アクションカードドラフトのタイミングではまだ手札はないため、始まってからすぐ強く動けるかは運に左右される。
Ⅱの方は範囲が広がってはいるが、それ以外の旨みが無いのは気になる。

  • 狩猟者付き

発動条件がちょい厳しめ

プレイ後に手札に動物カードが無ければ「狩猟者X(山札をX枚公開しその中に動物があれば1枚選んで手札に加える)」を実行できる能力。
この「手札に動物カードが無ければ」の条件は、序盤お金に制限があり動物カードを全てプレイしきれない状態だと中々発動が難しいように感じる。また発動してもめくり4枚はワンチャン事故る可能性があるのも怖い所。手札捨て系のアクションと組み合わせるのが吉か。

  • コスト削減・追加点

シンプルに良いことしか書いてない

ⅠとⅡで明確に異なる能力。
Ⅰでは最初にプレイする動物のコストが2金安くなり、Ⅱでは動物をプレイする度に2金を払えば1訴求点追加でもらえる。
序盤はお金がカツカツなので安くなるのはありがたいし、終盤はお金が余りがちなので点に回せるのはありがたい。つまり強いことしか書いてない。
現状の評価としては出てきたら迷わずドラフトでもいいんじゃないかぐらい。(拡張入りの環境でお金に対する考え方が変われば評価変わるかも)

  • 追跡付き

割と癖のありそうな能力

こちらも新効果の「追跡(Mark)」付き。
「追跡(Mark)」自体の効果は、ディスプレイにある動物カード1つにプレイヤートークンを置き、ディスプレイから流れたら捨て札に行かずに自分の手札に来る。自分を含めた誰かがその動物カードをプレイしたりピックしたら2金入る。というもの。
Ⅱでは、自分がマークした動物カードをプレイできたら追加で1評判点もらえるボーナスが付く。
簡単に言えば「唾を付ける」効果だが、得られるのが2金のみのため、皆が欲しがる強いカードを取られないようにする抑止力、とまではいかなそう。


協会:サプライ取得/職員強化/Xトークン強化/代替効果

  • サプライ取得

特化も特化

Ⅰでは提携動物園を、Ⅱでは加えて大学も、共通の場ではなくサプライから取得でき、かつ重複取得が可能となる効果。
共通の場からの早取りに左右されない、提携動物園を重ねることで動物コストの更なる軽減や保全計画達成のサポート、大学では研究アイコンや評判点の特化が可能になる。
と割と強いことが出来るように見えるが、
サプライの個数にも限度があり、もしサプライから無くなった場合、共有の場に置かれていても取りに行くことはできない、点は十分注意が必要。
またそもそも協会職員がいない事にはアクション自体が打てないので、いかにして職員を増やすかが鍵になりそう。

  • 職員強化

職員がいない事には話にならないので‥

※誤訳の可能性あり
ⅠとⅡで明確に異なる能力。
Ⅰでは強さ5のアクションとして保全計画を支援する代わりに、協会職員を雇用する。ただし手元には持ってこれず、使用できるようになるのは次のラウンドから。
Ⅱでは協会職員を追加配置することで、要求される強さを2下げる。
Ⅱの能力を最大限活用するためには協会職員を最大まで確保する必要があるため、序盤に他の大学や提携動物園に手を付けづらいのが厳しそう。ただXトークン無しで「保全計画+大学」や、Xトークン2つで「大学+提携動物園+2評判」を1手で打てるという強みもあり、玄人向きっぽさを感じる。

  • Xトークン強化

Xトークンが正義

こちらもⅠとⅡで明確に異なる能力。
Ⅰではアクションを実行した時の強さより、実行するタスクのレベルが低ければXトークンを1つ獲得する。(強さ5の時に強さ4で大学を獲得する、など)
Ⅱでは寄付の時にXトークンの数だけ1金安くなる。
「技術協会(収入時にXトークン1つ追加)」を含めたXトークンを得られる後援者カードや霊長類系の動物と相性が良い。
「協会」アクションの度に低減コストで寄付が出来るのはかなり強いが、その分Xトークンの使用に制約がかかるので十分注意したい。

  • 代替効果

協会アクションが一切腐らないのは良い

こちらもⅠとⅡで明確に異なる能力でかなり独特。
Ⅰでは協会アクションを実行する代わりに、このカードを1に送った上で(機敏)別のアクションを実行できる(決断)。
Ⅱでは、寄付を行う代わりに、評判の範囲か山札から1枚引くことを選択できる。
協会職員が居ないことで腐りがちなアクション自体を代替できる、お金が無いことで腐りがちな寄付を代替できる、という弱み解消のアクション。
このアクション自体の強化ではないため、他のアクションを強く打ちたい時に活用できそう。


建設:展示館強化/売店強化/建築拡張/水岩拡張

  • 展示館強化

気取った姿勢との相性良し

実行時に追加コストを支払うと、展示館を1つ『追加』で建築できるよ、というアクション。
売店との隣接配置で収入を増加させやすくなる
ため、それをサポートする「気取った姿勢X(X回、売店か展示館を無料で1枚置ける)」との相性が抜群に良い。マップ埋めにも活用できるし、Ⅱであれば1アクションで展示館を2つ置けるので、序盤に裏返せると更に収入を伸ばしやすくなる。

  • 売店強化

気取った姿勢との(以下略

上の「展示館強化」の売店版。
利点もほぼ同様であるが、売店には配置制約(2マス以上離れていなければいけない)があるため、展示館よりは活用が難しそう。ユニーク建物を活用できれば収入差を広くする戦略も取れそう。

  • 建築拡張

ただただ便利な効果

強さを+1する効果に加え、Ⅱの方では同じ標準囲い地を複数立てても良いという後援者「技師」の半上位互換。(展示館や売店は複数建てられないため)
鳥類館や爬虫類館でカバーできない動物種での小型動物特化をする場合に1や2囲い地を複数一気に立てられるのは便利。ただお金が確保できていないと無駄になりやすい能力でもある。

  • 水岩拡張

マップの形に囚われてはいけないのですね

マップの水か岩を1マス覆って配置することのできる効果で、Ⅰでは効果を使用するのに2金必要で、Ⅱでは逆に効果を使用すると2金手に入る。
配置ルートに癖がある「アイスクリーム屋」は言わずもがな、「園内レストラン」も収入を1増やせる。
「商業港」の左下の湖や「シルバー湖」の湖畔を配置しやすいように埋める選択もありそうだし、「屋外区域」や「展望塔」は周囲が全て活用できる。
また追加マップの「地理的動物園」に至っては、配置の障害となる中央付近の湖が潰せる恩恵が非常に大きいので、これらのマップを選択した場合には取る選択肢が十二分に出てくる。


アクションカードだけで大分文字数を使ってしまったので
③に続きます。

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