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わたしのプライム細胞は何だろうね。

キム・ユミの様に30代で突然会社員を辞めて小説家への道を歩んでみたい。
が、あれはマンガやドラマなどのフィクションであるのだから、あんなに上手くいく訳がない。

キム・ユミって誰やねん。
「ユミの細胞たち」の主人公、キム・ユミです。
恋愛を最優先にして生きていたけど、自分の夢を叶えることを最優先にして生きることにして、その途中で最愛のパートナーも見つけた女性です。実写化ドラマで演じたのは私の大好きなキム・ゴウンさんです。

私の“文章書きたい欲”が爆発するのは決まって「ユミの細胞たち」を観たとき。
「ロマンス小説作家になりたかった」という夢を叶えたユミを見るたびに「私も…!」という想いが溢れてきます。まあ、一時的なものなんですが。

プライム細胞というのは、「ユミの細胞たち」に出てくる“細胞たち”の中でも最も大切にしているもの。
理性細胞、感性細胞、腹ペコ細胞、不安細胞、ファッション細胞、下心細胞、本心細胞……。
色々な“細胞たち”の中で、主人公ユミが最も大切に、最優先にして生きているのが“愛細胞”。
“愛細胞”がユミのプライム細胞です。
ドラマシーズン2の途中で恋人と別れたユミのプライム細胞は“愛細胞”から“作家細胞”に変わります。
つまり、幸せになるために何よりも“恋愛”を最優先にして、恋人を優先順位第一位にしてきたユミが、自分自身を大切にすること、自分の夢である“作家になる夢”を叶えることを優先したということです。

私の中にあるプライム細胞は何だろう。
私が最優先にすることは何だろう。

夢を叶えることを最優先にするなら、私は小説家になりたかった、脚本家になりたかった、舞台演劇に関わる仕事がしたかった。
舞台の真ん中で輝く人より、舞台の裏で支える誰かになりたかった。
だけど、そういった気持ちは子どもの頃からことごとくへし折られてきた。

子どもの頃に親や兄弟、家族たちに言われた言葉は今でも私を締め付けている気がします。

私はファッションのセンスがないと言われてきました。
でも、大人になってから、「いつもオシャレしてて可愛い」と言われました。
初めて言われて、「あ、私オシャレだったんだ」と思いました。

子どもの頃は「歌が下手」だと兄弟に言われていました。だから、音楽の授業はとにかく苦痛で、歌うことは好きなのに声が出ませんでした。
でも、友だちとカラオケに言ったら、「歌うまいよね」「声綺麗だよね」と言われました。
そのとき初めて、「自分歌うまかったんだ」「声綺麗だったんだ」と知りました。

子どもの頃から両親に「頑固でへそ曲がり、言い訳ばっかり」と言われてきました。
でも、兄弟喧嘩をしたら言い訳だってしたいし、理不尽に自分だけ怒られるのも腹が立つし、その時に起きた事実を伝えたいじゃないですか。
「ゲームをしていたら、弟が邪魔をしてきた。やめて、と言ったのにやめなかった。」
だから思わず手が出てしまったのに、「手を出した方が悪い」「お姉ちゃんなんだから、弟に優しくしなさい」「言い訳しない」と怒られました。
確かに手を出した自分が悪いけど、邪魔をしてきて、やめてと言われてもやめなかった弟だって悪いのだから、平等に怒って欲しかっただけなのに、「頑固。言い訳ばっかり」と言われました。

「どうせ何を言っても、言い訳と言われる。それなら何も言わない方がいい」と諦めて育ったので、今でも人と話すときは怖いです。怒られるのも怖いです。怒られたら「自分はなんてダメなやつなんだ。死んだ方がマジだ」と思うことがあります。
家族のせいだけではないと分かっています。
自分が元々持っている性格、特性のせいだとも思っています。
でも、子どもの頃に両親が兄弟喧嘩の言い分をそれぞれにきちんと聞いてくれる人だったなら、ここまで私が人と話すことに対して恐怖心を抱くことはなかったように思います。

習い事をさせてくれて両親には感謝しています。
でも、別に柔道もバトンもやりたくはなかった。
弟たちにはやりたい事をやらせていたのに、私や兄にはやりたい習い事をさせなかったのは何故なんだろう。
兄が同じような不満を抱いているかは分かりません。私よりも自由に生きている人だったから、そこまで不満はないのかも。
私は不自由さの原因を親に押し付けているから、いつまでもここに取り残されているのでしょうか。

その反動でしょうが、末っ子には好きな事をして欲しいと思います。
大学も好きなところに行って、好きな勉強をして欲しい。好きなことを仕事にして欲しい。
親のことなんか気にしないで、好きに生きて欲しい。
私みたいにいつまでも昔のことに囚われないで欲しい。

今日は感性細胞が大暴れしているらしい。
何故かすごく感傷的。夕暮れを見て涙ぐむ日でしょうか。
そんなドラマみたいなことあるかって。

デジカメを買ったんです。
安いやつですが。
色んなものを撮りたいな。

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