ウリセン編54 あたいと、ゲイ風俗に在籍していた外国人と差別問題
ある日、指名から戻ってゲイ風俗の控え室で帰り支度と締め作業をしていると、入店してまだ三ヶ月の新人くんがあたいに話しかけてきた。
「もちぎさん、俺は今日で店辞めるんで。お世話になりました」
「あら、そうなの。目標金額は貯まったの? お疲れ様よ〜」
彼は留学生のゲイで、カメラや家電を買い換えるためにウリセン(ゲイ風俗)に入店していたと聞いていた。あたいは特になんとも思わず、いつも通りに退店(卒業)する同僚を見送るつもりでいたが、彼は浮かない顔で切り出した。
「思ったよりも稼げなかったです。僕がーー外国人だから」
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ウリセン編7 古株編2とゲイ風俗の考察
360円
⑦あたいが大学3年生就活時期までゲイ風俗のボーイとしてバリバリやってた頃の話達です。また、ゲイ風俗の考察として書き下ろしコラムを入れていま…
今ならあたいの投げキッス付きよ👄