催眠療法 ヒプノセラピー Episode🥀2
催眠、というと、何を思い浮かべるでしょうか。
催眠ショー?催眠術?
意識がなくなって、術者の言いなりになる… そんなイメージがあるかもしれません。
催眠術と催眠療法は、全くの別物です。
催眠療法での催眠とは、深いリラクゼーションの中、顕在意識と潜在意識が繋がった状態、とされます。
すると、忘れていた古い過去を思いだしたり、今まで積み重ねてきた技術や学習を活性化させたり、同時に二つのことをなんなく行ったり、その人の持っている能力を発揮したりします。
意識はなくなったりしませんし、自分をちゃんとコントロールできます。
実は、私たちは日に何度も催眠状態になっていると言われています。
目覚めの時、うつらうつら寝かかった時、読書や映画に集中している時、料理をしながら誰かと電話をしている時、スポーツなどで、いわゆるゾーンに入ったと言われる時…
ただ、普通はそれを、催眠状態と言わないだけです。
さて、潜在意識と顕在意識が繋がった状態、と言いましたが、潜在意識とはなんでしょうか?
顕在意識は、今現在、私たちが意識している意識、心です。
潜在意識は言葉の通り、潜在していて意識できない部分のことを差します。無意識、と呼ばれることもあります。
実は、顕在意識は、心全体の10%にも満たないと言われています。残りの90%は、潜在意識(または無意識)として、意識されずに残されているのです。
自分の心なのに、意識できない部分がこんなに沢山あるの?と疑問に思われるかもしれません。
意識できないのに、どうしてそれがあると分かるの?という疑問も沸きます。
無意識という概念を今日のように一般化したのは、深層心理学者と呼ばれたフロイトやユングなどの方々です。
とても面白いところなので、次回、説明してみたいと思います。
セラピールームアウロラ
渡邊真理乃
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