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対話しながら考え続ける──Keep thinkingな「MH語」とは?

こんにちは!
マザーハウス、MH語プロジェクトの小島です。
普段は、E.本店にてインド綿カディのお洋服をお届けしています。
 
「MH語プロジェクト」?
なんだか聞きなれない言葉ですよね。
Mother Houseの頭文字から名付けられた「M(エム)H(エイチ)語」について、今日はちょっぴりかじっていただけたら嬉しいです!
 
MH語」は、
マザーハウスで働くみんなが大切にしたい価値観を表した言葉です。
全部で32個あります。
例えば、
「Let me try first」
「meet the new world」
「Fairness」...などなど。
 
どんなことをやっているかというと、 年に2回、MH語の中からワードを選出し、対話をする場を設けています。

対話の様子

マザーハウス に入社する前は、グローバルリーダー研修の企画・運営をする仕事をしていた私。
様々な企業で世界中から集まったリーダーの方々と接する中で、

”企業理念や企業哲学と紐づく「共通言語」のようなものがあること、そして、その言葉を日々の業務とリンクさせて認識、共有していること”

の重要性を痛感していました。

なぜなら、そうした言葉が浸透し、体現されている企業の方々は、研修に取り組まれる姿勢や眼の色が圧倒的に違い、企業全体として前向きなエネルギーを感じたからです。
 
その後マザーハウスに転職し、初めてMH語ディスカッションに参加した時のこと…
「今日は●●というワードについてディスカッションしましょう。」
「私がこのワードを聞いて思い出すエピソードは〇〇で…、〇〇を感じました」
「わかるわかる、私も〇〇をよく思います…、いつも〇〇が足りないなと気づかされて…」
、「MH語」について対話し、その言葉の意味を日々の業務と紐づけて共有し合うという場が、
トップダウンでもなく外部講師によるワークショップでもなく、自発的に現場から生まれ、現場主導で、そしてアルバイトの方も含め全員参加で行われていることにびっくり! 
ものすごく感銘を受けました。

(あ、これがマザーハウス が常に新しいことに挑戦し、皆で船を漕いでいける源泉なのかも…)
(もっとMH語について自分自身も知りたい!)
そこで、「ぜひ関わりたい!」と立候補して今に至ります。
 
MH語の面白いところは、一つ一つの言葉に細かな注釈や解釈がつけられていないこと。
それぞれの言葉に唯一解はなく、スタッフみんなとの「対話」によってそれぞれが解釈を深めるということを大切にしています。

答えを与えられるのではなく、どんな状況であっても自分たちで、マザーハウス らしい答えを考え続ける…。
これって、よくよく考えてみると、マザーハウス のものづくりの精神とも似ているなぁと感じます。
 
革やカディといった素材や各国の職人の可能性と向き合い、対話をする中で、その解釈を自分たちなりに見つけてプロダクトという形にしていく。MH語は、そのものづくりのプロセスと同じように、自分、チームの仲間、お客様、プロダクト、各国の職人の技術など、マザーハウス に関わる全ての物事に向き合い、対話し、一人一人が自分で考え続けることで、自分たちなりの答えを見つけ、行動していく…。
 
一見面倒臭くて、遠回りに見えるようなプロセスですが、MH語それぞれに細かな解釈がつけられていない理由には、マザーハウス が大切にしたい、そんな価値観が含まれているんじゃないかなと感じています。

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そんなMH語ですが、具体的にどんな対話が繰り広げられているのでしょうか?
…それについては、また次回!
次のMH語プロジェクトからの記事をお楽しみに!

この記事を書いた人:小島優(E.本店)


小島のMH語noteメモ

おまけ:小島のMH語noteメモ
対話の中で出た言葉や、会議の中でふと聞いたこと、店長やメンバーからの心に響いたフィードバックを「MH語だとどれに当たるだろう?」と自分なりの解釈を考えMH語noteにメモをしています。壁にぶち当たった時に背中を押してくれる、大事なメモです。




読んでいただいてありがとうございました!マザーハウスをもっといろいろな角度から楽しんでいただける毎日の出来事を、生産地やお店からお届けしていきます!