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スタート地点の確認 (前提 その3)

すいません。本題に入る前の前提が、まだ続きます(今回で最後です)。
本格的にモテ道を進み始める前の皆様に、やっておいて欲しいことがあるのです。それは、スタート地点の確認です。


予め言っておきますが、このブログを読んでいるあなた。ここに書いてあることを理解して血肉とし、実践すれば、幸か不幸かモテるようになってしまいます。
モテるという事はどういう事なのか。それは力、いわばフォースを持ってしまうという事です。モテないうちは可愛いもんでしたよ。「なんかあの人ちらちら胸元見てくるんですけど」って陰で言われるぐらいのもんでした。非モテをこじらせて犯罪行為に走らない限り、大きく女性を傷つけたり、訴訟されたりする事もなかったでしょう。ただ、モテるようになってしまったあなたは力を持ちます。場合によっては一人の女性の人生を左右するようなこともあるかもしれません。そのフォースを悪い方向に使えば、一人の女性の人生を狂わせてしまうこともあるでしょう。力を持つという事は、そういう事です。そしてそんな力を持った時、人はフォースのダークサイドに呑まれてしまう事があるのです。
また時として、力を持つに至らずとも、その過程においてダークサイドに呑まれてしまう事もあります。必死にモテ道を歩んでいると、目先の事に集中するあまり、当初の目的から大きく乖離した方向に進んでいってしまうなんて事も有り得るのです。また我々はモテ本というマニュアルを頼りに進んでいく行者です。マニュアルを遂行する事に注意が向い過ぎてしまい、当初の目的を忘れてしまうなんていう事もあるかもしれません。そうやって、道半ばにしてダークサイドへといくのです。

モテ道のダークサイドに堕ちると、人は具体的にどうなるのか。
先ず、女性に嘘をついて騙すようになります。我々も聖人を目指す会ではありませんし、「嘘も方便」なんて言葉もあります。嘘をつくこと自体を全面的に否定するつもりは、もちろんありません。ただ自分の肩書や職業を偽りモテたとして、そんなものでモテたことになりますか?そういった嘘をつく人は凄く多いですし、“ナンパ師”と呼ばれるような方々の中には自分の名前ですら嘘をつくような人もいるのだそうです。自分自身として、モテてこそのモテ道です。なお余談ですが、ナンパという事で言うと、私が理想的だと思うナンパは、サッカーの王様・ペレのものです。彼は街で好みの女性を見かけると、“俺、ペレだけど、やらないか?”と言って声をかけていたのだそうです。100%嘘がありませんし、100%自分自身です。
また数多くの女性と交流・関係をするようになると、女性を人間ではなく、モノとしてみるようになっていきます。少しでも面倒だと思ったら、LINEをブロックし、人の事を飽きてしまったオモチャのように捨ててしまいます。さらにそれが進むと、○○人切りを目指すなどと称し、女性をただの数として扱うようになってしまう事もあります。
また、自身のフォースや虚栄心を確認する為の手段として女性を利用するなんていうダークジェダイも散見されます。
モテ道のダークサイドへと堕ちていくと、このようになってしまうのです。


そしてそんなモテ道のジェダイたちが正しい道を進むには、定期的にスタート地点を確認する必要があります。“スタート地点”、モテ道を歩むにあたっての“初心”といった方が分かりやすいかもしれません。

先ずはスタート地点として、以下の2点を考えてみてください。
・あなたはなぜ、モテるようになりたいのですか?
・あなたはモテるようになって、何がしたいのですか?

可愛くてオッパイの大きい彼女が欲しい。色んな女性とメイクラブしたい。割と自分勝手な欲求が、ゾロゾロ出てくることに間違いはないでしょうよ。正直あまり人には言えないようなものがほとんどではないかと思います。ただ、それでもですよ。誰かを不幸にしたいからモテたい、だとか、女性を自分の欲望の踏み台にしたいだなんて人はどこにも居ないのではないかと思います(もしいたら、先ずは滝に打たれて、心を洗浄してきて下さい)。モテ道とは、決して美しい道ではありません。日のあたらないところに居た者たちが、自分勝手かつ下衆な動機・目的から踏み込んでいく。そんな荒れた道かと思います。そんな道の途中、負のフォースに呑まれそうになった時には、いつもスタート地点を思い出してください。決して美しいものではないかもしれません。若干くすんでいるかもしれません。ただ邪悪なものではないはずです。そんなことがしたくて、モテるようになりたかったわけじゃあないはずなんですよ。あなたのモテ道に、悲しい涙や血を流すことの無いよう、道を歩んでいって下さい。


最後に唐突ですが、そんなモテ道を歩もうとする騎士たちに、ラブコメ界の金字塔『タッチ』、上杉達也の名台詞をお送りします。

スタート地点の確認だよ。
<中略>
上杉達也は浅倉南を愛しています。
世界中のだれよりも。
ここから始めなきゃ、やっぱり何処にも動けねえみたいだ。
(あだち充『タッチ 26巻』 P.154-161)

『タッチ』に関しては、『源氏物語』と並んで我が国を代表する、恋愛の古典という認識でおります。 その為ネタばれも気にしませんし、詳細も省きます。
上杉達也は、(浅倉南の幼馴染であることを除き)さえない高校生だったわけじゃないですか。それが、野球を始め甲子園出場を果たし、トップアイドルとデートをするようなスターになったんですよ。それでもやっぱり、帰ってくる場所は浅倉南というスタート地点なんです。
ダークサイドに堕ちそうになった時には、達ちゃんのように、あなたのスタート地点に返るようにしてください。
もしそしてピュアな恋心や胸がキュンキュンするような感覚を忘れかけた時。そんなときは、タッチを読み返してみて下さい。そこに、その全てが詰まってます。

スタート地点の確認ができた皆様。さあ、動き出しましょう。モテ道のどこかで、きっと、あなただけの浅倉南に出会えるはずです!May force be with you!!


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