気づいたらモテアマスのファンだった いっちー
いっちーです。モテアマスには住んだことがないけど、今はモテアマス住人が多く住んでいるアーバンジャングルに住んでいます。そこから垣間見えるモテアマスと、これまでのモテアマスとの関わりから、記事を書いてみます。
カズキタさんの哲学
カズキタさんとの出会いは、4年前のイベント。学生期間を延長していた私は、タダでイベントに参加できるという下心満載で、某イベント会社に無給インターンという名の居候をしていました。その会社が開催していたシェアハウスについてのイベントがあって(絆家代表のまーしーさんが登壇していた)、参加した時に同じテーブルに座っていたのがカズキタさんでした。
まーしーさんがシェアハウスに求める価値の変遷をスライドにまとめていたのでメモっていたら、写真で送ってもらえませんか?とカズキタさんからDMで連絡がきたのが最初のやりとり。自分の言葉にするのだろうな、と思ったのを印象的に覚えています。
その2ヶ月後に、今度はカズキタさん主催イベントがあったので参加してみて、初めてモテアマスのことを詳しく知ることになります。
その頃の私は真面目だったので(仮にも無給インターン生だったのもある)、イベントメモが残っていました。
特に印象的だったのは、ゴキブリが出た時の話。普通、ゴキブリが出たらゴキブリ撲滅用のグッズを買って対策するはず。けれどカズキタさんは違いました。ゴキブリを怖がってしまうのが問題であって、日常的に目にしていれば怖がることなく共存できるのでは?という全く違う仮説を打ち出していました。この人えぐいな。。。と思ったのを今でも覚えています。
また、これもとあるイベント(シェアハウスバトル?)での話だと思うのだけど、一度カズキタさんに質問したことがあります。「ルールを設けないことで、例えば食器を放置する人は代わりに食器を洗ってくれる人の時間を奪っている。それは良くないことなのでは?」みたいな内容だったはず。それに対してカズキタさんは「何が良くて何が悪いかは、誰にもわからない」と答えていました。その時はとにかく衝撃的だったけど、短い時間軸や狭い空間内ではなくより大きなスケールで物事を考えているからこその回答だな〜と今は思います。
モテアマスとの交流
初めてカズキタさんと会ったのが2020年2月だったので、直後にコロナ禍に突入し、実際にモテアマスに足を踏み入れたのは2020年11月の「盗めるシェアハウス展」でした。たぶん特に何も盗んでないけどステッカーをもらいました。今でもパソコンに貼ってあります。
その時に、家の前のテントで生活している人や、冷蔵庫の中身が共有であることを知ってさらに面白いな〜、と注目するようになった気がします。薄々感じていたけど、他のシェアハウスとは一線を画す場所として一目を置くようになっていました。
他に好きなエピソードは、コックリさん婚の話や、乾燥機のほこりを着火剤として売っている話。モテアマスのことをどこからともなく知る度に話したいエピソードが増えて、紹介するのに時間がかかるようになっていきました。
2023年には、前住んでいたシェアハウス、アオイエとのコラボイベントも開催。三軒茶屋のイベントスペースで開催して、二次会はモテアマスへ。すごいのっぽの人がいるな〜と思っていたら、アバジャンで一緒に住むことになったり。
あ、ちなみにげんとときよとは23年5月にセンジュ浪漫シティのオープンパーティで出会っていたりしました。
そして今年の2月にアオイエの会社都合退職が決まった際は、かなり早いタイミングでカズキタさんに話しに行ったりしました。
こうして書いてみると、モテアマスのメンバーとはちょいちょい関わりがあったし、そして最終的には弱っていた時に自らモテアマスに出向くほど、信頼を置いていたんだなと気づきました。
アーバンジャングルに漂流
アオイエを退去して、住むあてもないまま日本を放浪していた時に、ツイッターでよく気にかけてくれたのがかとちゃんでした。会ったのは2,3回くらいだったはずがなぜかスペースすることになり、気付いたら2時間おしゃべりしていました。そしてアバジャンの存在と、インターン住民の存在を教えてもらうことになったのでした。
日本を回ってみて、「家賃は3万円以内がいい!」と変な相場観を身に付けてしまった私は、アバジャンのインターン住民の家賃が日本一安かったので、住むことに。
といっても実際にその制度を使って住めるのかをげんとに相談したのは5月下旬、住み始める2週間前でした。この制度をオープンにしているわけではない中で、急な連絡にも関わらず入居を許可してくれて、感謝です。。。
インターン住民として大した貢献はできていないですが、ナナナナ祭を手伝ったり、愛媛県の佐島に遊びに行ったり、ほんとうに楽しい体験ばかりでした。インターン住民も、結局は懐が異常に大きいカズキタさんに頼っていることに変わりはありませんでした。楽しいということに重きをおいて、お金の面は度外視しているのがモテアマスだな〜とつくづく思います。
非日常だけでなく日常も楽しくて、ついこの間に入居したばかりのはずがあっという間に5ヶ月経ってしまいました。
モテアマスの日常を体験して
アバジャンに住んでみて5ヶ月。モテアマスの非日常の一面だけでなく、日常に根付いた文化もいくつか垣間見ることができたように思います。
冷蔵庫の所有の解放
まずモテアマスでも実践されている冷蔵庫の中身シェア。このことについては前にもnoteに書いたけど、そこから3ヶ月くらい経ってみて今はどう感じているか。
自分が作ったものが食べられている時にドキッとするのを慣れることができなかったです笑。よく「期待値とのズレがストレスになる」と言いますが、所有するということは自分しか触らないので期待値のズレがなくてストレスフリーなんだな、と所有の概念を取っ払った世界に来てみて気づきました。
また、慣れない理由は私が貧乏だからというのもあります(笑)与えることができるのは余裕があるときで、余裕がないときには、本当はたくさんもらっているはずでも失ったものに目がいってしまう・・・。(ただしなくなっていても、他に食べ物があるので、ドキッとするのは一瞬で終わりです。これまた不思議な話です)
逆にいうと、住んでいる人は私よりも何倍もの余裕を携えている人たちです。魅力的です。
たくさん働いてたくさん遊ぶ
そんな住人たちの日常は、こんな感じです。働くときは朝から夜まで働く。金曜の夜はだいたい三茶に繰り出してお酒を飲みに行く。そして土日はプール付きの豪邸に泊まりに行ったり、うどん会をやったりタコス会をやったり、モテアマスのイベントに行ったりして遊んでいる。
想像していたより、遊びと仕事のメリハリがある人が多かったです。もちろんかとちゃんのような、仕事してるのかなんなのかわからない人もいれば、げんとのような、いつ働いていつ人と会っているのかわからない人もいますが(2人とも恐ろしく仕事が速いことには変わりなく、きっとその期待値の越え方が評価されて今のような暮らしの実現につながっているのだと思う)。
ただ共通して、みんな遊びへの向き合い方は真剣でした。タコスを作るのにタコスプレスをタコス師匠に借りに行ってたり、流しそうめんのために竹を調達したり、毎回イベント参加者の人数が半端なかったりしました。
ゴキブリが大丈夫な世界線にはいけなかった
これは直接的な文化ではないのですが、アバジャンの夏はゴキブリの夏でもあったので紹介します(笑)とくに私が寝ていた1階の和室には週3でGが発生していて、途中からは過剰に怖がることもなくなり一人で淡々と退治するようになっていました。なので、半分はカズキタさんの「ゴキブリを怖がらない」という世界線に辿り着けていたのかもしれません。
でも最後まで、彼らと出会った瞬間に心臓がバクバクになるのは治りませんでした。Gが嫌なのは、不潔だからでも足が速いからでもなく、まあまあな大きさで視界に急に現れるのでびっくりするというところにあると思います。いくら慣れようとしても、動いていたらやっぱりびっくりしてしまいます。しかも夜中に寝ようとしているときにいるもんだから目が覚めてしまうのです(泣)というわけでカズキタさんの考え方は面白いけれど、実践は難しかったのでした。
寝る前ではなくて、みんなのいるリビングで見つけたらもう動じないと思います。頼むから出てくるなら誰かと一緒にいるときにしてほしい。
遊べるときに遊ぶ、余裕があるときに与える、与えられるものを増やす(これからの暮らし方)
実は11月に別のシェアハウスに引っ越します。やっとちょっとずつモテアマスの住人の方とも顔見知りになってきたので寂しいです。
引っ越す理由は、インターン住民が終了するタイミングで暮らし方と向き合ってみたためです。アバジャンの住人は、ちゃんと働いてちゃんと家賃を納めて、ちゃんと遊んでいる。けど私はちゃんと働きたくなかったのです(笑)というよりは、「ちゃんと働く」が疲れ切ってしまうのです。「好き」と思えていないことをやる時に人よりもドーパミンが出ていなくて心が死んでしまいます。その結果、「働く」と「遊ぶ」のメリハリをつけるという発想が私の中にあまりありません。前職の「コミュニティマネージャー」も、生き方がそのまま仕事になっていて考え方に合っていて、長く続いたのかなとも思います。
でも遊ぶことはもちろん好きなので、アバジャンにいると遊びすぎてしまう、お金がないのに笑
というわけで一旦距離をおいて、そして生き方がそのまま仕事になりそうなものに時間をかける暮らしを始めます。
ただ、アバジャンに住んでいろんな人と出会っていくうち、モテアマスにはもっといろんな働き方の人がいるんだなとも気づきました。遊びと仕事がくっきり分かれている人の中にも猛烈に働いている人と要領よく働いている人がいることを知ったし、遊びと仕事の境目が限りなくなさそうに見える人もいました。出会っていくいろんな人の人生が、働き方の正解は一つではないと言ってくれているようでホッとしました。前はもっと、何かを目指さなければならないとか、思っていたような気がする。
そんなわけで振り返ってみると実はアバジャンに住む前から、すっかりモテアマスのファンだったのでした。そしてアバジャンに住むことができて、モテアマスの文化や人をより深く知ることができ、さらに好きになったのでした。なのでこれからも、爆破してしまうとしても、概念としてのモテアマスのファンであり続け、そして応援していきたいです。
最後に告知です
2024年10月26日、ついにモテアマス三軒茶屋爆破フェスが決行されました。
サイレントフェスや伝説のすた丼など、盛りだくさんのコンテンツを詰め込んだ爆破フェスは、大量の来場者ですし詰め状態になり、三茶のインドを体現するカオスを極めたフェスになりました。
しかしここで皆さんにお願いがあります!!
爆破クラファンは100人を超える方々に支援していただいたものの、爆破フェスを豪華にやりすぎたせいで絶賛大赤字を記録しています。
黒字になるまでクラファンは続行します!!
新しいリターンも用意しているので、ぜひ引き続きご支援をお願いいたします。
🔗 クラファンリンク:
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