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大貧困時代と銀行

所持金2500円。なんとなく働かずにいて気付いたらお金も底を尽きていた、そんなことありませんか?
ありますね。そしてそれはひとりではない。連鎖していく貧困。ギリギリの生活を余儀なくされる住人たち。
今回はギリギリ家賃が払えないみなさんに集まっていただきました。

限界住人Dの証言

プライバシー保護のためニャルラトホテプのイメージ映像でお送りします

Q.現在の所持金は?
56700円

Q.なぜお金がないのですか?
なんででしょうか?働きたくないなと思って気付いたら口座残高が尽きていました。よくわかりません。

Q.貧困をどう凌いでいますか?
すべての支払いをカードで最大限引き延ばして未来の自分に負債を先送りにしています。あとうまい棒。

Q.これからどうしていきますか?
バニーガール。

破天荒住人S氏の苦悶

細長い肢体

Q.現在の所持金は?
5万円くらい

Q.なぜお金がないのですか?
借金があります。高校時代から学費と部費、生活費をすべて自分で賄い続けたからです。

Q.貧困をどう凌いでいますか?
オンラインゲームのアイテムをリアルマネーで販売していました。あと日払いのバーでバイトしてます。そしてうまい棒。

Q.これからどうしていきますか?
あんまりお金に執着がないので今後もずっとお金ないです。

天真爛漫住人H氏の回想

品種は紅はるか


Q.現在の所持金は?
−40万円

Q.なぜお金がないのですか?
稼いでもなぜかなくなるんです。

Q.貧困をどう凌いでいますか?
貧困は凌げません。空気のような存在です。いつもそばにいます。またはうまい棒。

Q.これからどうしていきますか?
中途半端な貧困だと今日全財産使おう!明日死ぬかもしれないし!と思ってしまうので、まずマイナスまで持っていき(現在地)、底辺の生活を嗜んでから仕事を探します。1ヶ月後にお金が入ってきます。

銀行の起こり

金がなければ金を借りるしかない。乞う者あれば貸す者あり。モテアマスにはついに私設銀行が設立されます。

名を『げんとぉ銀行』

銀行を起こす前からすでに彼は友人であるU氏に1%という破格の金利で貸付を行っていました。それを聞き付けたモテアマス住人からの「貸してほしいなぁ〜チラッチラ」というかまってちゃんムーブに全力で乗っかり、次々と貸付を行い見事銀行として成功を果たします。

頭取の有難いお言葉
「お金置いておくのイヤになってきた。みんなに貸してお金を動かして増やしたい」

U氏に始まり、B女史、D、N氏と次々とげんとぉ銀行に群がる貧困層により栄華を極め、ついに資本主義の勝者に。こうしてひとつの事業が生まれていくのでした。

頭取の独白

元々家は裕福じゃなかったけど高校時代にバイトをしまくって月15万以上稼ぎ出し、そこから僕の富豪人生が始まりました。服や外食などに一切興味がなく出費が少ないため、自然と貯金ができています。お金貯め出す時期が人より早かったのと浪費する習慣がないところが僕の才能ですね。

ろくろをうまく回せない頭取

さらに頭取はお金がないけど酒が呑みたすぎてたまらない貧困人のお会計を持ってくださることも!

おかねがない!呑みたい!おねがい頭取!

貧困人以外のお会計もすべて頭取が持ちます。素晴らしい人格者。神の如し。
お金に困ったら『げんとぉ銀行』に貸付を依頼しましょう。

基金

シェア貯金箱

以上のことからわかるようにモテアマスは貧困人にやさしいシェアハウスです。さらに素敵なことに富豪たちのいらないお金を入れる”シェア貯金箱”なるものが存在します。貧乏人には一円でも必要なのでうらやましいですね。いらないお金、一度言ってみたいです。

一円も入っていませんでした

みなさんもモテアマスに来た際に財布が少し重いなと感じたら、ぜひ何卒どうか本気で募金のほどよろしくお願いします。恵まれないおとなたちが救われます。

ライフライン

モテアマス三軒茶屋ではお金のないおとなたちの生命を維持する最低限の福祉としてうまい棒を募集しています

うまい棒は送れないようなので貧困住人の健康を守るためにプロテインを募集しています。



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