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独立記念日 どり

*このnoteは、モテアマス三軒茶屋最後のクリスマスを心待ちにする有志達により執筆される『アドベントカレンダー記事』になります。
クリスマス当日の12月25日まで毎日1記事ずつ住民たちによる独自のエピソードが公開される新企画です。


独立ができない人間でも独立ができるのか



12月16日
年始から350日目、年末まであと15日。
世界ではバーレーン、カザフスタン、バングラデシュが独立を宣言し、南アフリカ共和国で白人と有色人種が和解した日であり、歴史的に意義のある日だ。

そんな“独立”に所縁のある今日。
現在私が住むシェアハウスにはさまざまな意味で独立ができない人間が多くいる。そんな人間でも独立ができるのか。考えてみることにした。


1.まずは二本足で立つ


独立は、“独りで立つ”と書く。私のシェアハウスには成人にも関わらず四足歩行の人間がいる。
四足歩行だが二足歩行の私よりも移動速度は遥かに速い。恐るべきスピードで家中を駆け回り、床に付いた油を舐め取っている。おかげで床はいつも綺麗だが湿っている。
しかし、やはり手を床に突いていては“独りで立っている”とは言えないのではないだろうか。まずは掴まり立ちの練習から始めてみることを勧める。


2.一本足で立ってみよう


二本足で立てるようになったら次のSTEPへ。
片足をそっと床から離してみよう。するとどうだろう、途端にぐらついてしまう。一本足ですら立てない柔な体幹ではとても独立しているとは言えない。これでは壁にへばり付いて息をするのがやっとである。
そこで風呂場で湯を張り一本足立ちの練習することを勧める。水中では浮力があり、自重の負荷を減らしてくれるので片足で立ちやすいであろうことが推察される。ついでに風呂桶についた垢も舐め取れて一石二鳥だ。


3.傘を差す


見事一本足で立つことができたら外へ飛び出そう。寒いが晴れている日はとても空気が澄んでいて気持ちがよい。だが、いつ天気が荒れるかわからない。冬の雨は身体を芯から冷やす。
そんな時のために常に傘をさしておけば安全だ。しかし、つい先程まで四足歩行であったキミはきっと手の使い方が上手くないだろう。そこで傘の柄を取り、ビニルの部分のみを頭から生やしてみては如何だろうか。すると手を上手く使わずとも傘を使え、雨にも濡れない。残念ながら天から降る雨水を飲むことはできないが、足をグッと屈伸させたら水溜まりの水を飲むことはもしかするとできるかもしれない。

如何だったろうか。この簡単な3STEPでキミも立派に妖怪だ。おっと、失礼。キミはすでに妖怪・垢舐めだったね。しかしこれからは唐傘お化けとして生きていくんだ。頼んだよ。

最後に大事なお知らせです

さて、そんな妖怪幽霊魑魅魍魎が跋扈するシェアハウス・モテアマス三軒茶屋では来年10月の終焉に向けてドキュメンタリー映画を撮影するクラウドファンディングを行っています。
少しでも興味を持っていただいた方はコチラから支援のほどよろしくお願いします。

私のお気に入りのリターンはコチラ。

なんと出演者と監督のサイン入りパンフレットが届く。世界に10冊しかないので貴重な一冊となること間違いなし。

by どり

クラウドファンディングの支援はココからできる↓

キミたちの支援を心から待ち望んでいるぞ


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