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子宮様の叫び

某・元有名キャバ嬢の方が、大炎上していますね。
何やら経営する店舗で人が亡くなって、さらに自分の関わる会社で詐欺疑惑があるとか。

彼女はたしか水商売引退後にすぐ結婚したんだけど、お相手は詐欺の前科があり、今回の詐欺疑惑も彼の主導?との噂を目にしました。
「なんで詐欺の前科もあって、グレーなことしてる人と結婚したのか」と、彼女がインタビューされているのも見たのですが、彼女いわく「好きだったから」とのお答え。

「好き」の一点突破ってシンプルに恐ろしいな、われわれは自由恋愛をやめるべきではないか?と思わざるを得ません。価値観はいろいろですが、結果的に彼女も不幸になって離婚話も出ているようだし、「好き」によって人生が狂ったとも言えるケースではないでしょうか。

「好き」を過信しすぎるわたしたち


我々はもしかしたら、「好き」を過信しすぎているのかもしれません。

「好き」になると何だか運命的な必然を感じるし、とてもドキドキして楽しいし、そして正常な判断能力を失う。ついその勢いで結婚するし、なんなら「ドキドキしないと結婚できない!!」とほざくけど、果たしてそれで幸せになれるのだろうか?というと、全く別の問題な気がしています。

古来より「悲恋もの」と言われる作品、例えばロミオとジュリエットもその典型です。「好き」を過信しすぎた結果、裕福で恵まれていたはずの2人は若くして死んじゃいます。ハムレットのオフィーリアも、「好きぴ」に暴言を吐かれて気が狂って水死しましたね。

すきぴに振られて水死するオフィーリア。他にも男はいただろうに・・・

西洋絵画のモチーフで、「キューピッド」という愛の女神ヴィーナスの使いがいますが、このキューピッドの矢に射抜かれると、人は恋に落ちるそうです。
でもよく見ると、このキューピッドってだいたい目隠ししてるんですよねw
人を恋に落とすんなら、ちゃんと狙って射っていただきたいものです。

画面中央下、ヴィーナスにわざわざ目隠しされて放たれようとするキューピッドが。

ボッティチェリの「春」という有名な絵でも、キューピッドは目隠しをして恋の矢を放とうとしています。しかも狙っている先は「慎み」を司る女神らしいです笑 慎みの女神は、恋に落ちたらどうなってしまうのか・・・。

サンドロ・ボッティチェッリの『春』の中で画面の上の方から目隠しをしながら三美神の中の「慎み」(castitas)を狙っているのがクピードーである。(wikipedia、クピードーより)

つまり絵画で示唆されているとおり、古来から「恋」とか「好き」ちゅうのは、目隠ししたキューピッドに矢を放たせて、たまたま刺さった男に入れ上げて、理性も慎みも失くした状態で成り行きでGOすることやという、計画性も知性もカケラもない運ゲーであるとされていることがわかります。

漫画やドラマでは「好きの一点突破」が美化されて描かれますが、実態はただの運ゲーで、それによって身を滅ぼすことはゴマンとあるのですね。シェイクスピアは「恋は盲目」という名言を作りましたが、まさにその通りだということが、先述の彼女からもわかる気がします。

もちろん「運ゲー」なので、運がよければhappily ever afterで暮らすこともできるとは思いますが、相当な割合で「ハズレ」が混ざっていることは、現代人の我々はよくよく頭に入れる方がいいでしょう。

現代人はなぜ婚活がうまくいかないのか

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