絵を描くのに最適なコピーを用紙を探す旅 その1
『自分が知りたかった情報は絶対誰かも欲しがってる!!』という信念をもとにこの記事を書いています。。。
絵を描く人やたくさん考える人はコピー用紙使ってる人多いんじゃないかと思う。
僕にとってコピー用紙はいつも綺麗な紙がきっちりと束になっていて無限にあるような感じが好きだったし新しい紙はいつも綺麗で魅力的だった。
ある時絵を書きやすいコピー用紙ってないんだろうかと検索窓に「コピー用紙 絵 書きやすい」みたいな内容で検索したが世の中の反応は冷たかった。
「コピー用紙は印刷するための紙です。絵が描きやすいようには作られていません。」
うるせぇぇぇ!!!そういう話をしてるんじゃねぇ!!!そんなの百も承知だわ!!
オフィスで読みもしない資料として大量に消費される紙たちの中で偶然絵を描くのにいい感じの紙ってないんかな…?という淡い期待を汲み取れないのかお前は!!!
そんなこんなで絵や文字を描くために最適なコピー用紙を探す旅が始まりました。
適しているとは何か?
絵を描くためにコピー用紙を探しているのは漫画を描くやつかイラスレーターかデザイナー、もしくはペンを使いたいがために机に向かう文具マニアと決めつけて今回紙のテストをした。
インクは二種類。
漫画を描くのに適していると思われる PILOTの製図用インクと、インク好きおなじみPILOTの水性染料インクの色彩雫シリーズ孔雀。
この二つのインクは全く異なる性質を持っている。顔料か染料かの違いだ。
顔料インクは基本的に線がはっきりとしていて滲まないインクの代表になるので心配はしていないが問題は染料インク。サラサラと流れる書き心地の通り水に流れやすく、粘度も低いため、紙によっては大きく滲むことがある。そのへんに注目すると今回の比較はわかりやすいかも知れない。
また、そのほかにアルコールマーカーであるコピックも申し訳程度に筆記してみた。
コピックは慣れない人が使うとじわっと滲んでいってうまく塗れない。逆を言うと慣れている人なら大体どんな紙でも塗る事ができてしまう。あれ?これ参考にならなくね?
まぁ書き始めとか塗りの周りの滲みなんかに注目すると紙の特性がなんとなく見えてくると思う。
早速みていこう
1【KOKUYO】 プレミアムホワイト
白色度:80%
厚み:90μm
坪量:68g/㎡
金額:660円/500枚 一枚あたり1.32円 (220409 楽天)
これは比較的店舗でよくみる気がする。
普通にいい感じ。
顔料も染料もフチまではっきり出ている。
気になるのはコピックのフチ。少しにじんで後から広がっている。
書き心地
一般的な紙質。さらさらな感じ。適度な抵抗があり鉛筆書き、他問題なし。
2【KOKUYO】 KB用紙
白色度:80%
厚み:90μm
坪量:64g/㎡
金額:664円/500枚 一枚あたり1.33円
これなかなかいいかも
顔料、染料ともに綺麗なフチ
コピックのにじみも少ないので塗りやすい。ただグラデーションはそんなに綺麗にできないかも。
書き心地
ツルツルよりのさらさら。きめ細かい感じ。
インクのにじみの感じなどをかんがえるとかなり優秀な紙。
3【KOKUYO】 再生紙
白色度:68%
厚み:100μm
坪量:66g/㎡
金額:772円/500枚 一枚あたり1.54円
これは藁半紙みたいで興味があった紙。
再生紙というと環境に優しく、そして安くみたいなイメージがあるが普通に高い。
一から作るより何かをバラして作りなおすということに余計手間がかかるんじゃないかと勝手に予想。バックなどのリビルトでまず補修やクリーニングから始まるのと同じものをかんじる。
顔料、染料ともに長い繊維に伝ってインクが広がっているのがわかる。
コピックもまだらというか綺麗にのっている感じではない。残念。
書き心地
ただこの紙特筆すべきなのは鉛筆系の書き心地が本当にいい。
ザラザラした書き心地は書いていて楽しいし、高校の時のテストの問題用紙はこんな感じの紙質だったので余った時間で空いているところにひたすらしりとりを書いていた。
ツルツルの紙と比べて適度な抵抗があるので滑らずに思い通りの線が書けるので字が心なしかうまくなっていた。
目に優しい色あい。
4【日本製紙】ハイホワイト
これはあんまり見ない気がする。メーカーが分からなくて調べたら日本製紙という会社で会社名はあまり知らなくてもほぼ全ての日本人がお世話になっている。そんなメーカーさんでした。キムワイプもここで作ってるみたい?
白色度:92%
厚み:???μm
坪量:67g/㎡
金額:558円/500枚 一枚あたり1.12円(220409YAHOOショップ)
染料インクのにじみあり。
写真だとボケているけどPのところの広がりが顕著ですね。
コピックも最初の書き始めの広がりが大きくよく吸う紙なんじゃないかと思います。
コスパなかなりいい方。
書き心地
きめが細かくツルツルよりのさらさらな感じ。なめらか。
今回の紙の中で一番滑る印象。
5【APPJ】高品質マルチ用紙
コピー用紙比べをしようとして売り場で見たときにかなり期待できそうだなと思ったのがこの紙。名前も値段も期待させてくれる。
白色度:98%
厚み:106μm
坪量:80g/㎡
金額:980円/500枚 一枚あたり1.96円
インクは2種類ともいい感じ。
コピックはフチのにじみが少し気になる。
書き心地
最初に一枚取った時2枚重ねっていると勘違いするくらいしっかりとした厚みとコシのある紙。今回比べる中で一番白色度が高く青白い。また下の紙の内容が透けにくい。
きめは細かいが厚みの分、沈みこんで適度な抵抗を感じるイメージ。
一枚でもコシがありパリッとしてくれるので何か綺麗に描いて残すのには良さそう?
6【CAINZ】コピー用紙
白色度:85%
厚み:???μm
坪量:67g/㎡
金額:348円/500枚 一枚あたり0.7円(220409CAINZ ECサイト/A4)
安く買えるコピー用紙代表カインズブランド
白色度はより白いものそうでないものの取り扱いあり。
コスパは今回の1束で買った中では最安値。※手持ちはB5だけど載せてる値段はA4です。
染料が少しにじんでいる。「色」の一画めなんかよくわかる。
コピックも少し端がぼんやりしていけど許容範囲。
書き心地
いたって普通。荒くも細かくもない。あんまり書くことはないけど悪い印象はない。染料だけがネックかな。
7【Blanco】コピー用紙
白色度:92%
厚み:90μm
坪量:67g/㎡
金額:640円/500枚 一枚あたり1.28円 (A4)
染料のにじみがきになる。
コピックもじんわり。
書き心地
ザラザラよりのさらさら。
鉛筆などの下着心地はいいかも。
〈総評〉
以上の結果からいくつかおすすめな人をピックアップしてみた。
参考にしてみてほしい。
コスパ重視 【CAINZ コピー用紙】
安い順番で並べると
CAINZ 0.7円
ハイホワイト 1.12円
Blanco 1.28円
となる。この3つは全て染料、コピックのにじみが見られたが圧倒的なコスパでより白いものからそうでないものまで選べる点を考慮してカインズがおすすめ。
オールラウンダー 【KOKUYO KB用紙(KB-KW39)】
もしくは【APPJ 高品質マルチ用紙】
全ての紙の中で唯一顔料、染料ともににじみなくコピックも滲まなかった。
グラデーションには弱いきもするがデザイン画などスピード感とパリッとした絵を描くならこれが良さう。
もしくはこちら高品質マルチ用紙
コピックが少しぼんやりするが今回比べた中で一番白く、厚くしっかりコシのある紙である。
文章多めな人へおすすめ 【KOKUYO 再生紙(KB-SS39)】
個人的に文字を書くのに一番おすすめがこれ。
鉛筆を始め太めの万年筆などで書きながら指先から伝わる感触は脳にいい刺激を送ってくれる。
最後に
個人的には同じようなコピー用紙でもそれなりに違いがあり、なかなか面白かった。
また、今回なかなかに良い評価になったKOKUYO KB用紙は絵を書きやすい紙を検索したときに唯一候補として誰かが言っていた紙であった。これには感謝。もしかしてやる必要なかったのか???
こんな感じで消費しきれない量のコピー用紙のそばで記事を書いています…無駄にならずに誰かの役に立てますように、、、、。
見返すと読みづらさがあるけどここまできてくれた人は相当紙マニアなのかも知れない。ありがとう。
スキとかしてくれると書いてよかったなぁとかなるのでよろしくお願いします🙇♂️
サポートするとあなたは幸せになります。ほんとだよ??人間とはそうできてるんんだから!!