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Kヒロとハラオカコロナ禍を論考

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2020年1月からコロナ禍を記録し続けているコロナ禍カレンダーとともに、調査や取材を通してコロナ禍ゆえの問題を考察します。
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#新型コロナ肺炎

反ワクチンをやめた人たちに聞く新しい生活

やめた人といつまでもやめられない人の違い。やめた人はすっきり出直している。やめられない人のコロナ禍以後。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 反ワクチンをやめた3人2021年秋。ワクチン接種2回目終了の人が6割を超え、自治体によっては接種率80%に到達すると言われるまでになった。嫌がらせを受けるのを避け後腐れなく集団を抜ける方法を『反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら』に書いた7月の状況を考えると、まるで別世界のできごとのようにすら感じる。 この記事を掲載する以前から

なんとなく反権力でイベルメクチン

──整理前の情報を手短に報告する【短信】 / 反権力と反ワクチン、親イベルメクチンについて。 取りまとめ:ケイヒロ、ハラオカヒサ はじめにイベルメクチンが新型コロナ肺炎に効く、飲み続けていれば予防にもなると言われはじめて1年半になろうとしている。 2020年4月にベルメクチンの使用で致死率が減少すると発表があり翌月から南米で使用開始されたが2ヶ月後の6月にデータ捏造で論文は撤回されている。10月に再び致死率低下の論文が発表されたが、これも2021年7月にデータ捏造で撤回

新型コロナ肺炎から見た情報のデジタル化

──デジタル化の障壁は老人なのか。使えない人は切り捨てるべきなのか。日本だけの問題なのか。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ はじめにコロナ禍は特別定額給付やワクチン接種など、情報伝達にはじまり申請や予約までデジタル化について考えさせられる出来事が多かった。マイナンバーカードとの連携が強化されたらもっと迅速に簡単にことが運ぶのではないかと考えさせられもした。 ワクチン接種の予約に電話を選んだ人は、WEBフォームから臨んだ人より圧倒的に不利だった。オペレーターにつながらず諦め

NAMIMONOGATARI 2021。可視化された闘うべき相手。

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 皆が望んでいること邪魔されていること 画像は渋谷接種会場に抽選にきた千葉県の大学生。遠距離恋愛中の彼女は彼氏に会いたいがため一日も早いワクチン接種を望んで抽選会場に足を運んだ。 ワクチンを接種するのは日常を取り戻すためであり、コロナ禍を終わらせなければならないのも2019年までのあたりまえに帰るためだ。幸せを邪魔をする最大の敵は新型コロナ肺炎ウイルスだが、いまより少しだけましな日々の到来さえ誰かに邪魔されていると感じることがある。 202

人々が専門家をバカにしてペテン師に従うようになるまで

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ はじめに新型コロナ肺炎と真剣に向き合わざるを得なくなってから1年半以上が過ぎた。あまりに多くの出来事が矢継ぎ早に発生し、しかも切実な問題として暮らしに降りかかってきたため、1年半どころか1ヶ月前に何をどのように感じていたかすら記憶が怪しくなっている。 たとえば、いつから専門家の警告や提言を無視したりバカにする人々が増えたのだろうか。新型コロナウイルス感染症対策分科会長の尾身茂氏をバカにし攻撃対象にする人までいる。何かきっかけがあったのだろうか