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Kヒロとハラオカコロナ禍を論考

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2020年1月からコロナ禍を記録し続けているコロナ禍カレンダーとともに、調査や取材を通してコロナ禍ゆえの問題を考察します。
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#新型コロナウイルス

反ワクチンをやめた人たちに聞く新しい生活

やめた人といつまでもやめられない人の違い。やめた人はすっきり出直している。やめられない人のコロナ禍以後。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 反ワクチンをやめた3人2021年秋。ワクチン接種2回目終了の人が6割を超え、自治体によっては接種率80%に到達すると言われるまでになった。嫌がらせを受けるのを避け後腐れなく集団を抜ける方法を『反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら』に書いた7月の状況を考えると、まるで別世界のできごとのようにすら感じる。 この記事を掲載する以前から

ワクチン接種の予約を確実に取るためのポイント

──大丈夫、予約は取れます。そのために知っておくべきこと、準備しておくべきこと、当日にやるべきことがあります。 著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ (この記事は後日内容を追加・改訂する場合があります/ 2020.8.12:個別接種について追記) これから接種が可能になる方へ 新型コロナ肺炎ワクチンは医療関係者についで高齢者が接種して既に10代でも接種済みの方がいるいっぽうで、まだ50代の予約にとどまっている自治体もあります。でもはっきりしているのは、秋までにさらに幅広い層へ

なぜあの人はウレタンマスクを使い続けているのか

──なぜウレタンマスクを使い続ける人がいるのか。省エネが叫ばれても半袖スーツ、長袖の上着に半ズボンといった意識高いファッションをどうしても受け入れられない人が多かったのと同じかもしれないと考えてみる。 著者:加藤文(ケイヒロ)、ハラオカヒサ ウレタンマスクはとってもうれしいマスクだった新型コロナ肺炎が国内で蔓延しはじめた2020年1月から、私たちはマスクが不可欠な生活を1年半以上にわたって経験し、これは現在進行形で続いている。 必需品とも言えるマスクだが、すんなり買えた

彼女が慈善事業から、コロナは茶番、ノーマスクピクニックに変わるまで

著者:加藤文宏、ハラオカヒサ 陰謀論者はいつから陰謀論者なのかコロナ禍では“コロナはただの風邪” “コロナは茶番” のほかワクチンをめぐる陰謀論がSNSを駆け巡り、驚くほど多くの人を影響下に置いた。 では影響された人は最初から陰謀論者で、“コロナはただの風邪” “コロナは茶番” “ワクチンを打つと5G電波に支配される” という言説を取り入れただけだったのか。 もちろんこのような人もいただろうが、ごく普通の人(にみえる人)が陰謀論に共感して陰謀論者になったと考えるほうが自

コロナ禍と“老害” 世代間分断の実相

著者:X、ハラオカヒサ はじめにSNSを中心にコロナ禍で老害批判が盛り上がり、世代間の分断があからさまになったのを感じます。 鬱屈が長期間にわたって解決されないコロナ禍の生活では世代間に限らずさまざまな分断が生じているため、疫学的な評価と別に分断の時代だったと後世で語られるかもしれません。 この問題は、2021年の春に話題になった「路上飲み」など自粛しない若者にもつながっていきます。次回以降、世代間分断としての「路上飲み」や、他の分断について論考する予定です。 今回は