見出し画像

生きる働く#10 「何もしない」をする

休むことを覚えよう

再び自宅療養になった私ですが、最初の休職期間は何やかんやで「この貴重な時間を有意義に過ごしたい」という気持ちが強く、ダラダラしつつも勉強したり無駄にTOEIC受けたりしたりしてました。ゆったり生活していたつもりでしたが、今考えると有意義を履き違えていて、もっと「休む」ことを覚える必要があったんだなと思います。そもそも休職ですからね。昔から予定を空白がなくなるまで詰め込むのが趣味で、常に動き続けてきました。「休む」を知らないとどこかで壊れるという、ある意味動物として当たり前のことを30歳を過ぎてやっと気づきました。

そうして積極的にダラダラすることを決意した結果、Netflixで死ぬほどアニメを見ました。映画は自宅で見るには長すぎるのと伏線回収を要求してくるので却下、日本のドラマは共感性差恥でちょっと無理、となってくると圧倒的にアニメが面白くて、1話が23分くらいでちょうど良いんです。最終的に、朝からアニメを見て続きが気になるから最終話まで見ると外が暗くなってるんですが、それでも別に平気になってました。「え?何こんなことわざわざ書いてんの?」と感じる方もいると思いますが、私はそれを今までやったことがなかったんですよ。ダラダラへの罪悪感がなくなったことで、それが今の自粛生活でも役立っているなと思います。

ストレス対処法の選択肢を増やそう

これを機に自分のストレス対処の手段をたくさん持っておいたほうがいいなと感じ、日々書き出しています。現在55個あります。既に「寿司を食べる」「刺身を食べる」など限りなく重複しているものもありますが、とにかくたくさんあることが大事だと思います。
※作成にあたり「ストレスに対処するコーピングリストの一例」を参考にしました。WEBサイト下部にあります。

もうひとつ、とても共感したサイトがありまして、
医師のための「セルフサポート・コーチング」 - 第3回目 「自分の『ストレス解消法』がよくわからない」というページで、私は医師でもなんでもないですが、この事例のように、何か行動することでしかストレス発散してこなかった、知らなかった人って一定数いると思うんですよ。そうゆう人にとっては「何もしない」は抵抗があるし罪悪感まで持ってしまうので、「何もしない」もある程度繰り返しやらないとできるようにならないんだなと実感しました。もうそのくらい末期の方にオススメの「何もしない」方法は、カレンダーに「何もしない」とか「休む」という予定を入れることです。予定を詰めないと気が済まない欲が、私は少しおさまりました。

というところで、現在は治療出社も終了し、無事復職した直後に新型コロナの影響で会社が帰休になったりしてますが、そこそこ元気に暮らしています。

次回は、体調不良時に接したことで余計に体調が悪くなるような、対応に困る人の事例を楽しく書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?