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HSS型HSPのワタシが転職に至る病

今回は、この特性だと思われるワクワクが好きなのと、飽きっぽい、改善策を考えるのが好き、最終的にはリセットしないと気が済まない。
こんな特性がよくわかる流れについてまとめてみようと思う。

今まで、あまり長く同じ職場で働いたことがない

これを社会適応できないと言ってしまえばそれまでだけど、それが自分の特性だと思うので正直に自分の気持ちの移り変わりを整理してみようと思う

前提として、私は看護師という仕事が好きな部分もあり、好きではない部分もあり、向いているかもしれない部分と、絶対的に向いていない部分もあり。そして、自分にとって辞めた方が良いと思う部分があると思う。

いやー、複雑極まりない始まりだけど。


STEP 1     新しい職場に転職する 〜病棟経験に基づく
面接段階からだが、すべてにワクワクが止まらない

新しい環境にワクワクする 
例えば、ヒト。まず自分の配属病棟の挨拶した感じのスタッフの雰囲気 
頭や心の中 〜「この人、きっと良い人っぽいな」「師長や主任などの管理職は、怖そうだな、好かれてなさそう」「かっこいい」「冷たそうな看護師だな」とか
また、医者とのやりとりの仕方や、医者の態度など、ナースステーションはその職場の凝縮した雰囲気がすべてわかってしまう

例えば、音。コールが音楽なのかアラーム音なのか、その種類とか。患者さんの声が響いていたりする場合もあるし、コールが鳴り止まないこともある

その他、基本的には同じだが、結構細かいところで、その病棟のやり方やレイアウトがあったり、他セクションとの関係が違ったり、働いているスタッフの経験年数や、仕事のこなし具合などで大きく雰囲気は変わってくる

基本的に、技術以外の流れについてや、物品の場所、医者それぞれのオキテなど、細部に渡り把握することで、動けるようになっていくので、時間管理や、業務内容の整理など覚えること祭りである
そのため、必死で覚える、慣れるのが新鮮でワクワクするという範疇になっていると思う

STEP2   慣れてくる時期 〜愚痴をスポンジのように吸収してしまう

その病院のやり方にも慣れ、夜勤もこなし、給料も安定して、いつもの収入になるころ、慣れてきたと言う気分に比例して失敗が目に付く
緊張感がなくなった、なんて思うこともあるが、多分自分の中で失敗しても、初めは誰でも同じという自分をいなすワザを習得しているため、そこまで大事にはしていなかったんだと思う。
だが、慣れて普通に動けるようになった状態での失敗は、情状酌量の余地がなくなってしまう

「私はこんなことで失敗するのか?」「こんなことがわからないのか?」「こんなことに気がつかないなんて、ダメダメ」「もっと、役に立たなければ・・・お給料に見合ってない気がする」
人間関係はどんどんうまくいくが、ワクワクが無くなってきて自分の粗や失敗にばかり目がいくようになっていく
自分を押し殺して、スタッフの苦痛の話や泣き言をたくさん聞くことになる
しんどかった夜勤の話、私が休みの間に起きた理不尽な出来事、忙しさや、腹が立つ医者や患者、上司に関する愚痴など・・・

愚痴を聞けば聞くほど、自分も腹が立ったり、不満ややりにくさ、仕事内容の煩雑さ、出勤して仕事するたびに同じ思いや気持ちになってしまう。
何人もの看護師が同じ考えや、苦痛や、やりにくさを抱えているのに、いつまでも変わらない。上司がひどいスタッフに対し、気がつかないか気がつかないフリをしたまま、日々が過ぎていく

そして、この一つ一つのスタッフの不満や愚痴が、反面教師のように自分はしないようにしようという誓いに変わっていく
だけど、それがどんどん膨大なデータになってしまい、これもダメ、あれもダメとがんじがらめになっていく

気をつけようとしたり、こうあるべきだという考えは、HSS型HSPの私にとっては窮屈な人間になるという洞窟の入り口みたい

STEP3  どうにか適応し続けるため考えかたを変えようともがく時期

自分にはできることは限られている
人間だから失敗はするから、そこで次にどう繋げていくかが大切
できないできないと思わないで、どうしたらできるかを考えるのが大人で、適応し続けるために必要なことではないか
仕事ができる人とみんなから言われる人は、どんな人か注意深く観察する
ミラーリングとか、メンターを意識してみる
我慢できる人はどんなことを考えているのかを知る
どんなふうにこのイヤイヤ期?を乗り越えたらいいのか
人生って、こんなに我慢が必要なのだろうか
ああ、閉鎖的な人生
ワクワクもできない毎日にサヨナラしたいな
自分らしくないな
ワクワクしたいし、色々なことを知りたいのに、我慢ばっかりが頭を支配してしまって、全然新しいことが思う浮かばない
奴隷のような毎日をこれからもずっと死ぬまで繰り返して、結局苦痛だらけだったな、看護師は向いてなかったなって、何十年もたってそう実感して死んでいくのかな

なんて、大袈裟って思うかもしれない程度に考え込んでしまうのが、この気質の常であるから、仕方がない。

仕事に費やす時間の何と多いこと
こんな自分でも役に立てるなら、と偽りの笑みを浮かべ、その裏では病院内部のドロドロや人間のドロドロを噛み締め、染み込み、毒づき、軽蔑したり蔑んだりしている汚い心がどんどん大きくなっていく
なのに、誇りもなく、自信もなく、形成していくのはワクワクしない自分で・・・

とまぁ、こんな感じで自分いじめの毎日。


そして、気持ちが頑張れなくなっていく
何も満たされなくなっていく
成功体験が全くなく、ただただダメ出しのみの毎日になってしまうのだ


STEP4  退職をかんがえる

こんな自分にも疲れてきてしまい、身動きが取れないような、実際に八方塞がりのような気分になり落ち込んでいく
選択肢がないということが、私にとってはとても大きな苦痛になっていく
仕事を辞めてもいいのか、辞めるとどうなるか、それに伴い起きる周囲への影響やお金のイロイロ、将来のこととか、自分にとってどうなのか?いかがなものなのか?という、お伺い
これがまさに、無限ループのように起きている間中頭をぐるぐるしてしまう

STP5    もう退職という選択しか自分を救う道はない!

自分を大事にするために、という観点から全てを考え将来を考え、最適解を探るようになる
でも、もうこの時点では毎日が灰色であり、なにも楽しくない
生活的には、普通に見えるかもしれないが、芯の自分は常に体育座りしているみたい

HSS型HSPはリセット癖がある!なんて、このnoteでもよく出てくるが、私的な感覚で言えば、我慢がどうこうという問題ではなく、過去の清算とかでもなく、ただただ前を向いて生きていく上での大切な人生のステップなのかも


以上、本当はさらに複雑でこんがらがった思考回路があるのだけれど
これは、自分でも新鮮で、とっても画期的に自分の頭の中を解明しているようで、興味深かったなと思う。

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