見出し画像

オリンピックから見るミスと緊張の考察

先日、テレビである競技の予選を見てました。
その競技を私は初めて見たので
日本人の出場選手が世界でどのレベルかも
知りません。

個人競技なのですが、
競技に失敗すると、皆悔しい感情を
あらわにしてました。

その中で目立たない日本人選手がいました。

競技が成功しても他の選手のように
爆発するほどの喜びは見せません。
失敗してもうつむくくらいです。

それは自分が行ってきたものの延長としての成功と
受け止めているように見えました。

失敗しても同じでした。
自分が今まで行って来たものの延長としての
今回の失敗であって、
それは紛れもない事実であり変えられないものと
静かに受け止めているようでした。

1番肩肘張っていないから、
気迫が感じられなかったんですよね。

今思うと、1番緊張していなかったように見えました。

その選手は決勝トーナメントに日本人で
唯一出場したのですが、
予選のその選手の雰囲気を見て
その落ち着きさと、あまりにも
競技以外、表現しないその姿を見て、
「華がない」
と、思ったんですよね。

うまくいえば安定しています。
それは私が望んでいた
オリンピックの開会式の安定さにも
似ていると思います。

多分この選手は、今まで練習を重ねてきた分、
大きく失敗するという
緊張や不安定さは見えないけれど、
「が、頑張って!!」
と手に汗握って応援してもらえるような選手ではない。
大きなミスはしないだろうなと思うから。

なので爆発する成績を収めないだろうと
思って決勝を見なかったんですよね。
予選ではメダルは取れない順位だったので。

そういうわけで私は決勝は見てなかったのです。

しかし結果その選手は金メダルを獲得してました。

その選手がどういう人かというのを
紹介された内容として、

学生の頃は学校では目立たなかった。
しかし夢の為に多数決の進路を進むことなく
厳しいけれど自分の夢に向けて最短でいける
進路を進んだのだそうです。

大会後のインタビューでも
物静かで、でも自分の夢の実現は
誰に叶えてもらうものでもなく、
自分で手に入れるという静かな気迫が
伝わってきました。

その選手は練習量を自信にし、
その自信を得るために練習をした。

オリンピックの会場では
練習をした自分を信じ、
その場がどうなるかは
運を天に静かに任せて、
無理のないエネルギーの波に
しなやかに乗れたんだろうなと思いました。

その中でその大会の選手の中で
最小限の気負い、緊張の中で
競技をしたのかなぁと思いました。

運を天に任せた土地の神様は
きっと任せてくれたその選手に
追い風を吹かせてくれたのかなぁとか思ったり。
(自国大会はメダルが多いのは
このお陰もあると思います)

上記の内容はあくまでも私の勝手な想像であり考察です。

私はこういう、静かな、揺るぎない
強さが欲しいと思っています。

でも今は大騒ぎして揺るぎっぱなしの状態です。

ただ、その選手が上記のように
見えるというのは私にもその素質があるからと
よく教えてくれます。

いつか私も緊張をしなやかなその場の
波にしなやかに乗れるようになりたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?