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3Dプリンターで山をつくる その2


国土地理院地図から5万分の1地図の情報は得られるの?

目標は5万分の1の立体地図を作ること。
国土地理院の地図(上のリンク)を開いて眺めていると、拡大縮小が自由自在でどんな立体地図でもできそうです。
試しに利尻島を2048pxで立体化してみます。
右上の「ツール」から「3D」のボタンをクリックするとサイズ指定が横に出
ます。

とりあえず"大(2048px)"を選択してみた

でも、紙と違って同じデータでもディスプレイはインチサイズで縮尺なんてどうにでも変わってしまうのでは?
例えばこの利尻島だけど、ココだと思うところで切り取ってデータにしても、これだと縮尺や解像度が…うーん、全く分からない。

でも悩んでいても仕方がないので、この立体地図のSTLファイルをダウンロードしてみました。

すると、このようなファイルでダウンロードできました。
これ、実は”Phrozen Mini 8K S”に付いてくる「Chitubox」無料版アプリのファイルとして認識されていました。では、早速開いてみましょう。

驚いたことに開きました(笑)


".STL"というファイル形式は、3Dプリンタ用のアプリで扱える形式だったんですね。
(このデータを使って作った作品は、後でYouTubeにアップします。)

あっという間に印刷一歩手前まできたけど、"Phrozen Mini 8K S"は底面積が165mm×72mmで利尻島の幅は見た目で10cm弱。利尻島の東西幅は約15kmなので、10cm÷15km=約15万分の1・・・約ですかぁ。
せっかくのデジタルデータなのに目で見て縮尺を決めるなんて残念過ぎです(涙)。

うまくいきそうだったけど、国土地理院のSTLファイルには、解像度と縮尺の情報が入っていないので、これ以上深堀りしても5万分の1の立体地図にはたどり着けそうにないですね。悔しいけどここで撤退して別の方法を考えましょう。



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