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3Dプリンターで百名山 48.剣岳

剣岳の紹介

深田久弥は、著書「日本百名山」の中で剣岳をこう紹介しています。「全く剣岳は太刀の鋭さと強さを持っている。その鋼鉄のような岩ぶすまは、激しい、険しいせり上りをもって、雪をよせつけない。四方の山々が白く装われても、剣岳は黒々した骨稜を現わしている。その鉄の砦と急峻な雪谷に守られて、永らく登頂不可能の峰とされていた。」
キレット小屋からの剣岳のモルゲンロートはそんな険しさをよく現わしています。

剣岳について

剣岳は、標高2,998m。明治40年(1907年)に陸地測量部の一行によって初登頂が記録として残っているが、その時に剣岳の頂上で槍の穂と錫杖の頭を発見したというのは有名な話です。
現在では立山から、黒部渓谷から、早月尾根からのルートとクライミングを伴う複数のバリエーションルートが開拓されています。

1/50,000の3D地図
この剣岳を国土地理院のデータをもとに1/50,000の3D地図にしました。

黒部渓谷川より剣岳を望む
測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 199

奥の右手が剣岳、左が立山雄山です。立体になると別山の位置関係がよくわかります。手前の黒部渓谷には十字峡も見えます。

透かして見ると今度は黒部渓谷の沢筋と十字峡がよくわかります。

3D動画はこちら

使用している3Dプリンターは、Phrozen SONIC MINI 8K S(注意:本製品は販売終了しています(T_T))です。まずはこの機種用の印刷用データ(.prz)をアップします。
ご興味のある方はダウンロードしてみてください。

Phrozen SONIC MINI 8K S 用データファイル

(7/30まで)
・期限が過ぎているけどデータが欲しい。
・他のファイル形式でデータが欲しい。
・3Dプリントした作品そのものが欲しい。

などありましたらできる限り対応しますので、コメントをください!

3Dプリントデータ詳細情報

ソース:国土地理院基盤地図情報数値標高モデルXMLファイル
使用エリア:5537-64,65、5537-74,75
変換ソフト:QGIS 3.36.1(.xml→.stl)
東経:137.603°-137.695°,北緯:36.567°-36.659°
スライサーソフト:CHITU BOX 1.9.5(.stl→.prz)
測量結果使用承諾書:測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 200
データ解像度:DEM5(5mメッシュ)
モデル解像度:0.02mm
印刷方式:中空/垂直法
ファイル形式:.prz
ファイルサイズ:272.861MB

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