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朝活の失敗と可処分時間の増やし方

育児中はとにかく自分の時間がほしい。これまで一人暮らしも10年ほどしていて自分の時間なんて、お腹いっぱい腐るほどあった。

そんなに時間があったにも関わらず、本を読んだり勉強をしたりの自己投資は一切せず、スマホを片手にだらだらしてばかりいたことを心から悔やんでいる。なぜなら、当時は全く興味がなかった勉強や読書が、今は喉から手、足、その他いろんなものが出るほど欲しい。

ところで最近、“朝活”の素晴らしさについてあちこちで耳にする。朝に勉強をすると頭に入りやすく、朝から活動することで1日が濃く充実したものになる。朝の時間の過ごし方で人生が変わる、と。まるで、昔よく届いていた子どもチャレンジの広告の「チャレンジをはじめることで、部活、恋愛、成績」などのありとあらゆることがうまくまわりはじめるあの漫画みたいだ。(果たして、分かる人はいるのか)

先日、ちょうど子のミルクコールに対応したのが朝の4時半。満足したのか子はそのまま眠りの中へ。ここで私は「このまま起きたらめちゃくちゃ自分時間を過ごせるのでは!?」とひらめいた。いつも活動しはじめるのが8時半ごろなので(遅い)4時間も自由に使えることになる。

子を起こさないようにそろそろとベッドから起き上がる、眠くて頭がボーッとするもののカーテンの向こうの薄暗い空に心躍る。歯を磨いて水を飲むと不思議と頭も冴えてきた。「アイスカフェオレがあれば最高だな」なんて思いながら、おしゃれな人のstudyvlogを流しながら(これ、気分を上げるのに大事)英単語を覚える。なにこれ、めちゃくちゃ満足度高い!!

その日はお昼から泊まりで実家の母が遊びに来てくれる予定だったので、(普段はとくに予定がない私にしては)午後からも充実のスペシャルデイ。

母を連れて帰宅し、そろそろご飯の準備でも…と思った夕方ごろ。目の奥とこめかみのあたりから、ズンッズンッ、ゴリラが踏みしめたみたいな鈍痛が走りはじめた。「偏頭痛かな」と思っていたら、胃ももやもやとむかつきはじめ、最終的に寒気がしてくる始末。

わざわざ新幹線で遊びにきた母と、私の母の前ではまだ気を使うであろう夫をリビングに残し、私だけ寝室で寝かせてもらった。えっと、その後2人は何を食べて何を話したんだろうか。本来であれば私が2人の架け橋をすべきだったのに本当に申し訳ない。

ご飯も食べず爆睡してからぴったり4時間後、すっかり回復して起床した私。胃腸風邪かな、コロナだったらどうしよう…と心配したものの、慣れない早起きによる単なる寝不足だったぽい。

そもそも朝活というのは「朝」というゴールデンタイムを活用するためにあらかじめ早寝をしておく必要があったのに、私はただ、睡眠時間を削ってしまった。結果、家族時間にも心配をかけて大失敗。

可処分時間の増やし方、知りたい。

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