細く長い友情と食後のドリンク

この前、久しぶりの友人2人と3人でお茶をした。
その2人とは大学時代からの友だちで、私が名古屋で働いていたとき（20代半ば）までは「定例会」と称してちょくちょく集まって近況を報告しあっていた。ただ「定例」といっても1か月に1回とか2か月に1回とか決めている訳ではなく、誰かに聞いてほしいなと思うことがあったときに「定例会しようよ！」と声をかけるための、誘い文句だったというだけだ。

そしてその、不定期な定例会も私が東京に転勤したことで行われなくなり、2人は結婚して出産して…。ここ最近ではたまにInstagramに近況がアップされればコメントし合うような関係性に落ち着いていた。

ところが昨年私も出産をしてママになったことで、また細々と連絡を取り合うようになり（主に先輩ママの2人に私が質問をする形になるので私はそのライングループのことを”知恵袋”と呼んでいる）久しぶりに会いたいな～と思っていた。保育園が決まり育休終了のカウントダウンが始まったことで「今のうちにやりたいこと全部やろ！」モードになった私は、少しの用事を名目にはるばる新幹線で名古屋まで遊びにいくことにした。

学生時代の友人といっても数年ぶり（へたすると10年とか？）。話すことなかったらどうしよう…とほんの少しだけ心配したけれど、なんのその。食後のドリンクどうするかだけでも大盛り上がり。
お互い会社や子どもの前なんかでは、20代とは違う一面があったりするんだろうけど、こうして集まると一気に何者でもない“あのときの”自分に戻ってしまうものなんだな。（全員子なしで会えたのも奇跡！）

そしてその、食後のドリンク問題。
まだ何も起こっていないのに「私って”なにかの運”が悪いからさ～」と言い続けている心配性のTちゃんは、「食後は寒いかなと思ってホットにすると暑いし、大丈夫かなって冷たいのにしたときに限って冷えるんだよね」と、ずっと悩んでるし、メイク中に子どもに「この化粧品はどこに使うの？」と聞かれて、急いでるときは「これも、これも、これも、ぜーんぶ顔！」と答えるらしいシゴデキＭちゃんは、「ホットが飲みたいんだけど、冷めるのがいやであわてて飲んでやけどしちゃうんだよねー」と。
そして、なんとなく思い立った勢いで新幹線に飛び乗れる無鉄砲な私は、「夏でも冬でも冷たいの一択でしょ！グビグビ飲みたくない？」

みんなそれぞれ、ぽいわー。