見出し画像

いとこのビニー

映画が大好きなので映画の紹介をしたいと思うのですが、いかんせん趣味がマニアックなので、セレクトが微妙になると思いますが、あえてこのままでいこうと思います。よければぜひ、映画選びの参考になさってください。


初めての今日は『いとこのビニー』です。1992年公開、アメリカのコメディ。主演は『ホーム・アローン』で泥棒の背の低い方を演じたジョー・ペシ。その婚約者を演じるのがマリサ・トメイ。彼女はこの映画でアカデミー助演女優賞を獲ったそうです。いやあ、確かにいい役でこの映画をみればみんなマリサファンになりますけど、基本的にコメディ映画なので、観た後に知ってびっくりしました。

いわゆる法廷コメディです。ある田舎町をドライブ中、青年2人が殺人事件の犯人として捕まってしまうのですが、これが全くの冤罪。お金もない2人は弁護士である、いとこのビニーに弁護をお願いするのですが、実は彼は弁護士になりたてで1度も裁判をしたことがありません。やけにド派手な彼女まで連れて来て、田舎町の住民は彼らを変な目で見ております。そんな中、裁判が始まるのです。

私はこの映画を全く知らずにBOOK-OFFでジャケ買いしました。ちょっと今となっては何故選んだのかわかりませんが、当たりでした!
映画好きが気になるポイントとしては、まずしょっぱなで捕まっちゃう青年がオリジナル『ベストキッド』のダニエルです!彼はこのあとドラマ『アグリー・ベティ』でも見ましたが、今は何をしているのでしょうか。

しかしとにかくこの映画はマリサ・トメイがかわいい!毎回着てる服が信じられないほど派手で、口も悪い役なんですけど、弁護士の彼を応援してる姿がチャーミング。1994年にロバート・ダウニー・Jrと共演した『オンリー・ユー』ではショートヘアが似合っていて、これもまたおすすめです。そして50を過ぎた今でもかわいい!ヒュー・グラント主演の2014年『Re:LIFE』という映画でも素敵でした。

なんというかずーっと面白い空気が漂っていて、バカバカしいところもありますけど笑いの趣味が良いです。アメリカのコメディはよく行き過ぎる感がありますが、ちょうど良い。判事役のフレッド・グウィンさんは『コットンクラブ』や『摩天楼はバラ色に』その他多くの作品に出られている大俳優なので知っている方も多いと思いますが、この映画が遺作になってしまったそうです。相当いい顔されてます。登場人物全員が素朴で温かい雰囲気がするのも好き。裁判なのでもちろんストーリー展開も楽しいです。

主演のジョー・ペシって近年コメディにはあんまり出てない気がします。最近はギャング系の映画でよく見かけますが、もっと笑える映画にも出て欲しい。すごく面白いのに。そういえば当然当時すでに中年で、マリサ・トメイとは結構な年の差なんですが、言い合いシーンに迫力があるせいかあんまり違和感なくお似合いカップルにしか見えません。素晴らしいですよねえ。

気になった方はぜひ観てみてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?