見出し画像

軽率にBTSにハマった話

2020年10月初旬、BTSにハマった。
2013年からK–POPを好きだというのに今更すぎる。

私は「うちの子1番かわいい」論者なので基本的には推しているグループと密かに応援しているグループ以外に興味を示さない。多くのアイドルが集まる歌謡祭なども推しグループの出番しか見ない。

なので防弾少年団の名前は知っているが、デビュー曲の雰囲気から「治安悪そう」というとても失礼なイメージを長い間持っていた。MV再生回数など度々話題になっていても、デビュー曲以外はまともに聞いた事がなかった。

 

絶対好きな顔だから見てという言葉と共に友人から送られてきたジョングクの写真、2015年MAMAでのGOT7とのコラボステージ、ペンミか何かでの警察コスプレの写真…過去3回訪れた「もしもここで深掘りしたら絶対ハマった」という機会は見事にスルーして満を辞しての2020年でのどハマり。
警察コスプレはもの凄く性癖に刺さり、狂ったようにジョングクの写真を保存していたのでここで落ちていてもおかしくはなかった。

 

Dynamiteとの出会い

街中でふと耳にした曲に一瞬で惹かれた。「あ、好きだな」と素直に思ったし、少し聞いただけでも爽やかでノリノリな楽しい曲で、人と一緒だというのにこっそりテンションが上がったのを覚えている。

家に帰ってその曲を探そうとして、曲のタイトルも誰が歌っているかもわからない!英語だったことしかわからない!困った!なんて思ったのも束の間、何の苦労もなくそれは見つかる。

iTunesのランキング1位 「Dynamite  BTS」

まじか…バンタン…?えぇーーー??あの人たちってゴリゴリのhip-hop曲しか歌わないんじゃないの…?あんなノリノリHappyソング歌うの…?ラップモンスターさんがいるグループだよ?ラップモンスターだよ?ほんとに?と激しく混乱した。

今となっては「馬鹿かお前!」と昔の自分を殴りたいが、BTSで知っているメンバーがジョングクとラップモンスターのみだった私は、ラップモンスターさんに変なイメージを抱いていた。本当に申し訳ない…とても魅力的な男だよナムさんは…。


 BTSの曲だとわかって、私は少し戸惑った。
これ以上踏み込んだらとてもとてもまずい気がしたから。
私の中のK–POP熱は絶頂期だった頃と比べると半分以下になっていて、かつて推していたグループ、密かに応援しているグループのカムバック時だけちょろりと音楽番組を見たりCDを買ったりする程度の所謂ゆるオタになっていた。

ツアーが組まれればどの国なら行ける!?とスケジュールを組み立て、光の速さで航空券とホテルを手配し、休みを確保するために鬼のように仕事をし、いいエリアのチケット入手のために代行業者に金を積む…そんな自分はもういない。

田舎に隠居して落ち着いたんだ!今更またK–POPにハマってどうする!という思いとは裏腹に、たった数秒聴いただけで惹かれたこの曲のMVはどんなだろう…どんなダンスなんだろう…と好奇心は止まらない。

なんせ世界のBTS。見てしまったら終わり。わかってる。だけどどうしても惹かれる。こんな感覚はとても久しぶりだった。


Dynamite MV見ちゃった!

私は!彼らというより!この曲に興味があるの!と言い訳をしながらMVを再生した…のだけど、何が何だかわからないままあっという間に1回目の再生が終わってしまった。私が勝手に思い描いていた治安の悪い少年団はそこにはいない。

え!!!バンタンさんこんな淡い色の服着るの!?!?と初っ端度肝を抜かれた次の瞬間に爽やか天使に撃ち抜かれ、続くシーンでは「この子顔良!!!ジョンググだ!ジョングクでしょ!?こんなにだったか!?顔良!!!」となり…とにかくもうみんなキラキラしていて、名前も知らない男の子達がとにかくキラキラしていて感情が追いつかない。大混乱!「この曲自体に興味が!」なんて無理矢理言い訳をしてMVを見たくせに、1回目の再生では曲が全く頭に入ってこなかった。

ドーナツを持ち上げて挨拶をする超絶イケメンを見た時の衝撃は生涯忘れないと思う。

混乱したままもう一度再生。レトロな衣装に細かいところまでこだわり抜かれたセット、ポップな色に囲まれて楽しそうに歌い踊る少年団…見ているこちらまでウキウキしてくる。楽しいや幸せや愛しいを目一杯詰め込んだMVだった。なによりも全員顔良!!!

MVではじめて通しで曲を聴いたのだけど、この鬱々とした日々を吹っ飛ばしてくれる、明るく照らしてくれる、まさしくdynamiteな曲だった。ああ、語彙力がないのが悔やまれる。
ていうかダンス…ダンスをもっと見せて…!!!


Dance practice大好き芸人です!

関連動画にDynamiteのDance practiceが…ダンプラ大好き芸人の自分としては見ない訳にはいかない…と謎の使命感で再生したわけだけど、これが本当の終わりの始まり。

再生から8秒、「無理。終わった。」という言葉が口から出ていたと思う。
ダンスに精通しているわけではないけども、その肩の動きだけで彼のダンスが最高であることがわかってしまった。

ここからは感情が忙しい。

えーーーージョングクってメインボーカルな上にダンスも上手いのー??無理ー!好きー!えーーーていうかダンス抜群に上手い人2人いない!?ちょっと待ってその抜群にダンス上手い1人そんな素敵な唯一無二みたいな声なの〜〜〜?そしてこの超絶イケメンからはこんな低い声出るの〜〜〜?想像よりも遥かに低いんですけどー!いい声ー!!!イケメンすぎて顔圧やべー!!!ていうかダンス超いいー!!!!全員上手くない!?ラップモンスターさんもめちゃめちゃ踊るじゃん!!!唯一無二ボイスの彼の腹チラ!!最高ー!!!めっちゃ平和ー!!!みんな顔良いーーー!!!

もはやお手上げ。降参です。

この時点で7人中2人しか名前を知らない。7人組だってこともMVを見て知ったくらいだ。そんな何も知らない彼らのこと、もっと知りたいと思ってしまった。
もうそうなってしまったら、私は彼らのファンなのだ。

何も知らないということがこんなにもワクワクすることだなんて知らなかった。7年分の彼らを一つずつ知っていく喜びが、新規ARMYの私にはある。

MV、ダンプラ、活動曲の音楽番組は履修したけど、ライブDVDだって見たいしバラエティだって最初から全部見たいし歌の歌詞だって深く掘りたい。雑誌のインタビューだってV  LIVEだって全部見たい。こうやってブログを始めてはみたけど、先輩アーミーの方々のブログとかTwitterまでは辿り着けてない。そうやって過去を追いかけている間に公式からは毎日のように新しいコンテンツが放り込まれる。時間がいくらあっても足りないんじゃ〜!(ニッコリ)

2020年、鬱々としていた日常をこんなにもキラキラした日常に変えてくれてありがとう。
もっともっと君たちのことが知りたいです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?