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「なんとなく、好き」を分解する

昨日、4歳の娘を連れて、
地域の市民活動団体が多数出展する大型イベントに参加した。

コロナ禍で地域の大型イベントは中止や縮小をされていたので、
このようなイベントは久しぶり。

娘は、遠くまで並ぶ出展ブースや、
ステージに集まる人の賑わいを見て、
「お祭りだー!」と、大喜び。

娘と一緒に、出展者さんとお話をしながら、
工作体験や手作り商品のお買い物を楽しみました。

一番、心に残ったのは、
地元の小学生が出していた工作ブース。

娘が工作机に座ると、小学6年生の女の子が、
そっと娘の隣に座り、作り方のレクチャーを始めてくれました。

わたしは、さっと身をひき、
娘とお姉さん、二人の背中を見守っていました。

娘が、普段、なかなか接することのない年代の方に、
何かを教えてもらったり、会話をする様子。

それを見て思う、
「こういう景色が、昔から好きなんだよな。」

あれ?わたし、なんで、こういう景色が好きなんだろう?
今まで言語化していなかった、この気持ち。
一旦、分解して、書き出してみようか。

どんな景色が好きなの?
普段の生活ではなかなか交流することのない人たちが
関わり合う景色

なんで好きなの?
・それぞれの人に新たな役割ができるから。

 普段は、学校で授業を受けている子が、
 自分より幼い子と触れ合うことで、
 「教える」「ケアする」
 新たな役割ができる。

 普段は、支援を受けることが多い方が、
 イベントでは、
  誰かにその経験を「伝える」「励ます」
  役割ができる。

・「みんな違って当たり前」を体が感じるから。

 普段の生活、家庭、学校、会社では、
 価値観や環境が似た人間同士が集まりがち。
 その中で過ごしていると、周りと少しでも違う自分の個性に、
 生きづらさや恥ずかしさを感じることもある。
 (自分はなんで、そこに、生きづらさや恥ずかしさを感じるのかも、別途、分解しようじゃない。)

 でも、さまざまな年代や背景を持つ方が集まる場だと、
 みんなと見た目や考え方が違って、当たり前。
 それが当たり前だよーって頭に言い聞かせなくても、 
 体が感じる感じ。
 価値観、背景がバラバラなひとで集まる
 ちゃんぽん鍋の中にいると、
 自分の個性的な具をちゃんと認めることができるし、
 自然と具が引き立ってくる。頭で考えなくても。

だから、わたしは、
こうやって、多様な人が混ざり合う場が好きなんだなー、と実感

だから、昔から地域活動が好きで、
仕事でもそれに関わり、
今、社会教育士を目指しているんだ・・

娘と、久しぶりの賑わいあるイベントを練り歩きながら、
そんなことを考えました。

◯◯◯

なんとなく、好き

その裏には、自分の人生のWILL(やりたいこと)が隠れている。

これからも、
「なんとなく、好き」を感じたら、
立ち止まり、分解して、
自分のWILLを集めていきたい。



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