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教員免許状に詰まっているもの

大学に入学した、最大の目的のうちの1つであった「教員免許をとること」を無事達成することができました👏
 
国際学部なのに、半年以上の長期留学に2回生後期以降行くんだったら、卒業後1年間科目等履修生にならないと免許をとれないと言われ、フィンランド留学も免許取得もどっちもやりたいことだったから諦めたくなくて、それを覚悟で留学に行きました。
 
ですが、なんと卒業前になって教員養成課程が少し変わり授業数が増え、大学側から「新しい科目の開講目処が立たなくて1年だけ科目等履修生になっても足りないかもしれない…。追加で2、3年かかるかもしれない…。」と言われて、教授の前で大泣きしたのが1年前くらいのこと。
 
なんだかんだで大学側が1年で単位を取れるように集中講義というかたちで授業を開講してくれ、この度無事に中高英語1種の免許状を受け取ることができました。
 
紆余曲折あり、ここまで来るのに5年かかったんだなあと思うと、この紙1枚がとてつもなく重たく感じます。
 

教員免許は、必要な単位数分授業を受けて、介護等体験と教育実習に行けばもらうことができます。誰でも、簡単に、取ることができるといえば本当にそうだと思う。ただの紙切れだし、教員採用試験を受けることができる資格でしかないといえばそれまでかもしれない。教員養成課程を履修したからといって、先生になるほどの知識や経験があるのかというと全然そんなことは無いと思う。だけど、私にとって、教員養成課程を履修することで得られた経験はとても大切な宝物になりました。
 
「教育を受ける」立場から、俯瞰的に教育そのものについて考えたり、それにまつわる歴史や哲学を学んだり、英語の教授法や言語学を学んだり…。
 
介護等体験で、初めて目の当たりにした介護や福祉の現場の衝撃は今でも強く心に残っているし、教育実習で、母校に「教育実習生」という立場で帰って見えてきたものや、恩師からいただいた言葉はこれからの私を支えてくれるものとなりました。
この紙切れ1枚に、これを手に入れるまでの時間や経験や想いがぎゅぎゅっと詰まっているんだなあ。


そんな私は、4月からは教員に「ならない」ことを選びました。だけど、絶対に将来教員として、学校現場に関わりたい。学校の先生って、人生の全ての経験が活かせる、すっごい素敵な職だと思うんです。だからこそ、『人生の集大成で教員になりたいな』と教育実習に行って強く思いました。
「そんなこと言って、そんなんいつなるねん」といわれそうだけど、きっと「今だ!」と思える瞬間が来る気がしているので(直感でしかないけど)その時まで、修行を積みたいなと思っています。
 
教員免許状は5年間の教職課程を修了した証明書であり、これからの私の未来を切り開いていくための1つの武器となるのかな。これだけ頑張ったんだから、絶対にいつか使うぞ、と思っています。笑
 
ここまで来るのに応援し、金銭的にもサポートしてくれた両親に感謝です。

実習最終週にあった研究授業に対する
恩師からのメッセージ。

#教員免許 #教育実習 #日記

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