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やらなかったらダメなんだけど、やりすぎてもダメ

離島で主夫をしているものだ。
今回は子育ての話。教育の話。

離島に住みだしてもうすぐ1年がたつ。今月で1年だ。
たまたま住んでるところの前が畑の土地で、運良く借りれて畑をやりだした。
野菜を適当に育てている。
そこまで熱意がないので本当に適当だ。

去年、きたあかりというじゃがいもをメルカリで買ってみた。
箱買い。
全部はすぐに食べれないのでいくつか芽が出てきた。
ので、ためしに植えてみた。

適当に埋めたけど、どこに埋めたかわからなくなった。
ウネをつくるといいよ、と妻に言われて、なんとか埋めたじゃがいもを掘り出してウネを作って埋め直した。
埋めたじゃがいもを見つけるのはけっこう苦労したがなんとかなった。

で、あとは適当。
水をあげたりあげなかったり。
肥料はほとんどあげてない。
少しはあげたかも。

そんなでもじゃがいもは育ち、うめた量の5倍くらいになった。
じゃがいもは比較的育ちやすいのだろう。

野菜によって育ちやすいものと育ちにくいものがある。
基本は水を適度にあげていると育ってくれる。
水をまったくやらなかったらたぶん育ちは悪いし、へたすると枯れてしまう。
かといって水をあげすぎると根腐れをしてそれはそれでやっぱり枯れてしまうだろう。

きゅうりは水は多めにあげたほうがいい。
ウリハムシがよってきて葉がボロボロに食べられてしまうのでボロボロにならない程度にウリハムシの対策をしたほうがいい。
きゅうりの生育がウリハムシよりも勝てばなんとかなる。
小さいうちだとウリハムシにやられてしまう。
様子をみて対応しなきゃ。
かんたんなのは農薬だろう。
いや農薬つかったことないのでかんたんかどうかはわからないけれど。


子育ても似てるところがけっこうあって。
手をかけなかったら当然ダメだろう。放置してはダメだ。
かといって手をかければかけるほどいいかっていうと手をかけすぎてもあまり良い成長にはならない。
その子供をみて、適度に手をかけることが大切。

思うに、子育てにおいて○○すべきだ、という話がけっこうあって、それがよろしくない。
怒ってはいけない、褒めるべきだとか。読み聞かせするべきだとか。そういうの。

ここから加筆する

子どもを成長させるのと、植物を成長させるのが似ている、と3年くらい前の私がそう思って書いた文章なのだが、今の私もだいたい同意する。
ちょっと違うのは、手をかけるかけない、というよりは、個体差があるから、その個体差に寄り添った手のかけ方が必要だ、というところだ。

きゅうりを植えたことがある。
きゅうりはつたでのびて上へ上へといくので竹の棒をさしておくとよい。
しかし、なぜか竹の棒にからまなかったきゅうりがあった。
なんどか棒にしばっても全然で。
そしたらそいつは地這いきゅうり(じばいきゅうり)っていう上にはのびないきゅうりだってわかった。

その子どもに適した支援をしていかないとダメだっていうところ。
きゅうりでいうところの棒が必要なのか、必要じゃないのか。
その子どもに必要なことなのかそうでもないのか。
その見極めが非常に難しい。

その個体が成長するのは一度きりなのでそれでよかったのか、もっとよい方法があったのかどうか、わからない。
日々試行錯誤をするのみ。

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モーリー
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