統一教会の解散請求裁判の審問に際してあらためて言いたいこと
【審問について】
非公開の裁判だから情報が分からない
統一教会は裁判慣れしている。文化庁が対峙できるのか不安。
政府は国民に対して裁判の状況を説明する義務があると思う
国民が忘れた数年後にふたを開けてみたら国が負けていましたというのは許されない
【盛山氏について】
選挙支援や政策協定を結んでも
記憶にないとはぐらかし続ければ逃げられるという前例ができてしまった。
解散請求に値する宗教の選挙支援を受けていたというのはスポーツで言えばドーピングのようなもの
盛山氏の発言を傍聴席で聞いていたが、反省や決別の決意などは感じられなかった
不信任案の否決は残念。裏金の3000万円のようなOKラインができてしまったことになる。
不信任案に反対した自民、公明、維新の宗教と関わりのある議員は安心してしまい、
政治と宗教の問題がうやむやで終わってしまう事を危惧している
【特別指定宗教法人とならなかった件】
これでは訴訟を起こしている被害者達が救われない。
もし裁判に勝ってもオウム真理教のように財産がなくなっていて支払われない可能性がある
昨年の財産保全関連法案の審議は与野党ともに統一教会の財産保全を行う事が前提だったはず
特別指定宗教法人ではなく指定宗教法人であれば被害者は財産目録を閲覧することができず
財産保全の申し立てを行うことが困難となる。宗教法人審議会と文化庁の決定は昨年の国会質疑の土台を覆すようなとうてい許されないものだ。
【統一教会は政治介入をあきらめない】
統一教会は「教団幹部」による地方政治からの政界侵入を計画している
統一教会幹部が自ら立候補し地方政治から再出発することを企んでいる。教団が解散する未来はまるで想定にないようだ
【統一教会問題の要点】
あらためて統一の何が問題でなぜ解散させられないといけないかを多くの人に知ってもらいたい
特異な思想や宗教儀式に目が行きがちだが、解散請求が出る道筋の中で思想信条の自由は常に守られていた
多くの経済的被害、宗教二世たちへの人権侵害が行われてきた、今でもいわれのない借金を抱え、養子縁組で引き裂かれ苦しんでいる人たちがいる。
その「行為」の違法性が争点であり
これを野放しにするばかりか選挙利用し、被害者は見て見ぬふりをしてきた。
その政治の在り方も含めて、
日本社会が宗教と政治の関係を正すのか、今までと変わらず見て見ぬふりをするのか。
統一教会の家に二世として生まれ、現在進行形で苦しんでいる子供たちの命が懸かっていることを忘れないでほしい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?