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キノコの同定、できるかな?

今日は、県立図書館に「愛媛のキノコ図鑑」を借りに行くところから、一日をスタートさせた。

キノコの面白さに目覚めた私は、とりあえず近所で見られるキノコを見分けられるようになりたい、と思ったのだ。

たぶん、同定するために見るべきポイントがいくつかあって、それをきちんと押さえたのち、判別の数をこなせば、あとはそのうち勝手に目がキノコに馴染んで見分けがつくようになっていくのだろう。
ならば、まずはその「見るべきポイント」を知ろうと思ったのである。

しかし、図書館から借りたキノコ図鑑を家で見ていると、どれも同じに見えて眠くなってしまう。
だいたい、いっぺんにこの量は覚えられない。

「こんなの座学で学ぶようなことじゃない。分類学は実学だ。山でキノコを探して、写真を撮りまくって見分けるポイントを覚えて行こう」

そう考えて、山に行くことにした。
おあつらえむきに、わかりやすそうなキノコが生えている。
さてこれはなんだろう?

①横から見た傘の形は?
②生え方は?どこに生えてる?
③傘の裏は?
④傘の表は?

それにしても、比較的ポピュラーなものを引き当てた気がする。
以下に、見るべきポイントを列記してみよう。

写真①
横から見た時、傘の形はどう見えるか?
 →上向の「皿状」 「真ん中が窪ん」でいる
柄の部分はどこから生えているか?
 →真ん中。「中心生」という特徴を持つ

写真②
同種のものとの生え方はどうなっている?
 →「密生」している
キノコが生えている土台の木は?
 →古すぎてよくわからないが、たぶん藤(広葉樹の倒木

写真③
傘の裏はどうなっている?
 →「ハチの巣状」「網目状」

写真④
傘の表はどうなっている?
 →ささくれの模様が「放射状」「同心円状」に広がる

上に書いたことが、同定に必要な特徴の一部だ。
今回はそれに加えて、柄が硬いなど、わかりやすい特徴があった。

さてここから、このキノコを判別すると?

じゃーん!
「アミスギタケ」ではないだろうか?

不用意に触れないようにしようと思って、見るだけにとどめたが、傘と柄を割ってみて、どうなっているかを観察するのもポイントの一つらしい。
なるほど、次回からはそれも取り入れよう。

しばらくは、同定しても食べるつもりがないので、「適食」なキノコが見つかっても、山に置いてくる予定だ。
キノコ博士になれるかな?

**連続投稿830日目**

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