華のある名前
オードリーの東京ドームライブのグッズが届いた。
私が買ったのは、トップ画に貼った「若林正恭タオル」と、背番号3の「リトルトゥースユニフォーム」。
これらを身につけて、ドームで2人を応援する気満々だったのだが、倍率4倍弱のチケット争奪戦にことごとく敗れたため、地元の映画館でライブビューイングに臨むことになった。
考えようによっては、オペラグラスで豆粒のような2人を遠くから見るより、こっちの方がいいと思えないこともない。(←負け惜しみ)
とにかく、本番を楽しみにしている。
それはそうと。
今回、このタオルを並べた写真を見て、オードリーは2人とも、なんとかっこいい名前なのかと感じ入っている。
名前に華かある。
私は、自分の名前がひらがな3文字で「七画」、旧姓は「九画」しかないため、全体的に線の間に空きスペースが多い、スカスカした名前だった。
そのせいなのか、昔から画数の多い名前の人に憧れる。
「鳳凰」とか「猛禽」とか、(まあ、そんな苗字の人には会ったことがないのだけれど)無条件にかっこいいなあと思ってしまう。
「若林正恭」なんて、まさにドンピシャで、苗字だけで「十六画」、かつての私のフルネームに並んでいる。
ご本人たちにとっては、「習字の時間に、名前を筆で書くと真っ黒になって読めない」とか、「テストで名前を書く時、時間を余計に取られて不利」など、悩みもあったと思うのだが、今こうして並べると、いかにも「スターの名前」だ。
かっこいい。
ライターとして仕事をすることになった時、ペンネームを使うという選択肢もなくはなかった。
たぶん、私が「この名前で書きます」と言えば、そのままOKしていただけたと思う。
せっかくなので凡庸な「ひらがな名前」ではなく、超キラキラネームにしようかと考えたりもした。
とにかく画数を多くと思い、昔から憧れていた「藤」を一文字入れて、「藤崎愛優美」という名前を考え、サインの練習までしたことがある。
しかし、この名前、いろんなサイトで姓名判断をしてみると、あまりにもアップダウンが激しそうな診断だったので諦めたのだ。
これは、吉と凶のどちらが優勢なのだろう?
さらにこうも言われている。
宗教が支えになって、荒波を乗り越えていけるなら、それもいいと思うのだが、「すがるしかない」というのは、いかにも痛々しい。
八方塞がりな感じがする。
そこで、タイムリミットもあって、本名をそのまま使うことになった。
あの時、もう少し悩めばよかった。
オードリーの2人のように、パッと見た「漢字四文字」がすでにスターの輝きを放っているような、素敵なペンネームを付けたかったなといまだに時々思う。
**連続投稿723日目*
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