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離島への旅 5日目

中一日お休みして、ダイビングへ。

いつもは西表で潜っているというご家族も一緒だ。
「ブランクがあるようなので、最初は浅いところに行きますね」
とのことで、座間味と古座間味の間のポイントに連れて行ってもらった。

巨大な珊瑚のタワーが海中に聳え立っていたというのに、ここでしか見られない素晴らしい景観だったというのに、ひたすらサンゴに張り付き、小さな小さな生き物を探す私。

その甲斐あって、ようやく念願の自力ウミウシ発見に至った。

コイボウミウシ
コールマンウミウシ

一日待った甲斐あって、耳は通常運転に戻っていたつもりだった。
痛みはなく、聞こえも普通、潜行する時の耳抜きもうまくいった。
だが。上がってくる時に痛みが強かった。(リバースブロックという名前が付いている現象だ。耳管に炎症が起きるなどの理由で、耳腔内圧力と海水の外圧との間で平衡が取れていない状態が起きることを指す。このまま浮上すると鼓膜が破れることがあるらしい)

インストラクターさんに
「耳管に炎症が起きてると思うので、これ以上のダイビングは今日はやめておいた方がいいと思います」
と言われ、いきなり暇になってしまった。

しかし、そんな事ではめげない私。
「潜らなきゃいいんだよね」
とバイクを借りて、海に向かう。

昨日のリベンジでユヒナの浜に行ってみたが、北風が強く寒かったので諦めた。
しかし、ここはプライベートビーチ感が大変好みであったので、暖かい日に行くことにする。

ユヒナの浜

ユヒナ浜から座間味に戻ろうと走っていると、内湾の、波が静かな人がいないところを見つける。
おそらくここなら、流れもないだろう。

入ってみると、遠浅で楽に泳げる。
読みがあたってニヤリとしたが、同時にここに似た海を敦賀で見たことを思い出す。
美浜原発のさらに北にある、丹生漁港近辺だ。
ウニ以外の生き物の気配がなく、どこまで行っても海が死んでいる感じだった。

そりゃそうだろう。
この温暖化だ。
浅瀬の生き物は、30℃を超える海水温にダメージを受け、沖へ逃げ出したのだろう。
ここで見られた生き物は、8割ナマコだった。

ナマコ
たぶんこれもナマコ
これは、たぶんヒトデ。
岩の隙間に潜り込んでお食事中だったのだと思う。
写真ではわからないが、座布団サイズ。
沖縄のウニはなんだか、エレガント

そんなわけで、「ダイビングがダメなら浅瀬でウミウシを探そうプロジェクト」は頓挫中である。

どこならいるのかしらねえ、ウミウシちゃん。
明日は古座間味ビーチを攻めてみよう。

本日2本目につきノーカン

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