noteを見ている編集さんがいた?
今朝、初めて「noteを見てご連絡しました」という、ライティングの依頼メールが届いた。
朝、スマホの通知でタイトルを確認して舞い上がり、すぐに読みたいのを我慢して開封を食事の後にとっておいた。
子どもが美味しいお菓子をあとから食べようと半分残すようなものだ。
ゆっくり感動に浸りたかったのである。
しかし、読んでがっくり来てしまった。
それはいわゆる、「1文字1~2円」のSEO記事というもので、もっとわかりやすく言うなら、取材の要らないコタツ記事の執筆依頼であったから。
金額が問題なのではない。
安くたって、面白いと思える依頼ならお引き受けしていた。
けれど、「○○に役立つWEBサイト10選」みたいな内容の記事を書いてほしいという依頼だったし、ジャンルの縛りもあった。
これが、たとえば「キノコを見分けるのに役に立つWEBサイト10選」や「ウミウシの美しい写真を撮るのに役立つWEBサイト10選」について書いていいなら、自分の好奇心も満たせるし、金額的に折り合いがつかなくても引き受けたと思う。
しかし、私に「IT ビジネス デザイン 自動車 インテリア」について、何が書けるというのだろう。
どのジャンルも詳しくないし、あまり詳しくなりたいとも思っていない。
プロフィールがよくないのだろうか。
もっと、興味の偏りを全面に打ち出し、「ワタシ、ビジネス、ワカリマセーン」とフォントサイズを倍にして書くべきだったのだろうか。
それともあれか?
普段、あまりにどうでもいいことばかり書いているから、こういう仕事でも喜んでやってくれそうと思われたのだろうか。
自分のことを正確に伝えるのは、本当に難しい。
何が得意で、何が苦手で、何ができなくて、何ならできるのか。
特に「できる、できない」は、やってみないことにはわからないところも大きいので、うかつに「できません」とは書けないし、書きたくない。
難しいといって、避けている場合ではない。
まずは、自分の正確なプロフィールを書けるライターにならなくては。
それにしても。
「noteやほかのSNS経由で仕事の依頼が来る」なんて、都市伝説かと思っていたのに、案外そうでもないのか、と驚いたできごとだった。
**連続投稿836日目**
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。