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積読との向き合い方

なんっか具合悪いなあ、しんどいなあと思う時、私は、かなりの確率で読んだものに影響されていることが多い。
この数日、闘病記、事故記録、ホラーマンガ、などなど、人が辛い目にあったり、ねじ曲がったり、亡くなったりする話をまとめて読んでいたので、胸のあたりがずーんと重苦しかった。
これらの本を買ったときの、私の興味がどこにあったのか、全然覚えていないのだけれど「買ったからには読まねば」と読んでいたら案の定である。

積読は、本当によくない。
購入しようとAmazonのボタンを押した時、レジに差し出した時が、一番読みたいときなのだから、そのタイミングで読めないなら買ってはダメだと思う。
とくに、ヘビィなやつは。

とはいえ、すでに枕元に、積読山脈が形成されてしまっていることだってあるだろう。
それらの本の山を、消化できない罪悪感にまみれているなら、どうしたって読むしかない。
その場合、最低でも、買った順番に読もうとすることはやめた方がいい。
ジャンルの違うものを数冊、同時読みしながら、どれなら今日の私に読めそうか、気分と体調を考えながら読む方が負担が少ないと思う。

あと、鉄板の「復活マンガ」を持っておくと、つらい読書の後のメンタル回復に効果があるのでおススメだ。
映画にもなった「BLUE GIANT」の宮本大の生きざまは、進んでいても停滞していても、元気をもらえる、素晴らしい復活マンガだ。
明日への希望が欲しい時は、おやすみ前に宮本大に頼ろう。

鉄板の「泣きマンガ」もあればなおいい。
泣けば、たいていのことはすっきり洗い流せる。
私にとっての鉄板の泣き本は、コミックス「君に届け」の2巻だ。
生まれて初めてできた友達のために、ひとり頑張る爽子ちゃんの姿は、何度読んでも泣ける。
一度全巻まとめて売り払ってしまったのだが、2巻だけ買い直したくらい好き。
もちろん、初見の方が、2巻だけ読んでも、話は分からないと思うのだが。

口直し、ではなく、心直しを手元に準備して、さあ、今夜も積読の山を登ろう。

**連続投稿466日目**

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