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【敦賀便り7】敦賀の病院事情

このお話は、2020年11月に30年近く暮らした神奈川県相模原市から福井県敦賀市に引っ越した私の備忘録として記録しています。
敦賀のことはまだよく知らないので、あてずっぽうに書いてるところもあるかもしれません。
小さな町だけれど住みやすくていいところだなあと思っています。

敦賀に越してきて何が一番うれしいかというと、病院が混んでいないところだ。

もともと耳鼻科系が弱くてそこから喘息を誘発しやすい私は、相模原にいた頃からしょっちゅう病院にかかっていたのだが、待ち時間が最短でも30分くらい、長いと花粉症の時期の耳鼻科で2時間待ったこともあった。
予約診療が可能な病院ばかり狙ってかかりつけ医にしていたつもりだけれど、それでもこれが当たり前だった。
予約しないで行ったらどれだけ待つことやら、言うに及ばずである。

こちらに来て最初に訪ねたのが内科だったのだが、そこでの待ち時間は10分ほど。
これまで、耳鼻科、歯科、眼科、婦人科にかかったが、待合室に人がいる方が稀だった。

コロナ禍で接触を避けるため、ちょっとしたことでは病院に行かないということを徹底している人が多いのかもしれないが、ちょっとしたことでも病院に行く私にとっては大変ありがたい。
受付から会計まで30分もあれば終わってしまう。
しかも、先生は大変丁寧に診察して下さり、話もよく聞いてくれる。

病院にある機械類はたいへん古いうえに先生もなかなかに古くて、最新の治療を受けている感じは全くしないのだけれど、診てくださる方が丁寧だとそれだけで満足度は上がる。
質問して嫌な顔をされたことがない。
納得いくまで話ができる。
今のところ、そんなに最新の治療が必要な病気になる可能性も低いわけだし。
普段のちょっとした不調に対応してもらえるという点では、地方に住むというのは相当メリットが高そうな気がする。

ただ、これは敦賀がもとは栄えていた街だからだろう。
これからどんどん人口が減っていくところで、新たに開業するお医者様はそうそういないと予想できる。
今は過去の遺産で人口に比べてお医者様の数が多いのだろう。
そんな時期に敦賀に来られて本当によかったと思う。
快適通院ライフを送ってしまうと、なかなか首都圏に戻りたくなくなりそうで、それがちょっと怖い。

というか、医者いらずな健康体になろうという発想はないのか、自分。

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