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家探し雑記③(家探しからかなり逸れます)

今日も動き回った一日。

家探しに訪れた松山での3日目は、痛恨の不動産屋さん定休日と重なったため、最寄りの島に渡り、ウミウシ探しをすることにした。

興居島への行き方と運賃

行き先は興居島。
JRの松山駅からは、伊予鉄道「大手町」駅まで少し歩く。
伊予鉄道は、ミカン色の路面電車だ。
これに乗り、興居島の最寄り駅である「高浜」まで行き、船に乗る。

船は、車もバイクも自転車も運んでくれるカーフェリータイプで、ほぼ毎時出航している。
料金は人間だけなら片道250円、その他は以下参照。

私は、小型バイクで島に通うことになると思うので、別途280円、つまり往復で

(250+280)×2=1060円

が必要となり、これまでガソリン代以外は、ほぼ無料で海を楽しめていたのが、けっこうな費用が必要となるわけだ。
パートタイムライターとしては、交通費に負けないくらい稼がなくてはならない。

久しぶりの出会い

今回の島行きの目的は、ウミウシのいそうな岩場を見つけることであった。
しかし、これが全然見当たらない。
海水浴場2ヶ所、なんでもない道路沿いの岩場2ヶ所と都合、4ヶ所の海を探しまくったのだが、場所がよくないのか、興居島には生息してないのか、ウミウシらしきものがまるで見当たらない。
代わりに、日本海では全く姿を見なくて、その存在を忘れていた「海ゴキ」こと「フナムシ」がゾロゾロこんにちは!していて、久しぶりに大声で叫んでしまった。

日本海のメリットは、水の綺麗さだとばかり思っていたけれど、フナムシがいないというのも、物凄いメリットだったことに改めて気づいた。
失って初めて知る、ありがたさ、である。

しかし、これ以上、暗い冬を過ごすのは、私の心がもたない。
晴れた冬のために、海ゴキにも慣れようと思う。
ウミウシも、きっとそのうち、どこかで見つかる。
松山から通える島は、興居島だけじゃない。
いくつか巡れば、きっと出会えると信じて、松山に住もうと思う。

大潮の凄さ

今回、島に出向いた日は、たまたま大潮に当たっていた。
瀬戸内は、干満差が大きなことで有名らしい。

鷲ヶ巣という、遠浅な砂浜を持つ集落に行ってみると、ちょうど潮が引いている時間帯だった。
普段は左の矢印の位置まで海水が来ていて、緑の海藻は海の下にあって見えないらしい。
それが、大潮の今日はテトラポッドの外まで水が引いていて(右の矢印の位置)海底が露わになっていた。

「なんか、昔話にこんなのあったよなあ、海を飲み干してしまう兄弟の話」
と思い出しながら、珍しいものを見た喜びでワクワクする。
瀬戸内、すごい!

そして閃いた。
こんなに水が引いてしまうところに、ウミウシがいたら、干からびちゃって大変じゃないか。
潮が引いても、浸かっていられる、もっと深いところにいるんじゃないの?
浅瀬を見ていてもダメなのかも。

次に来る時は、もっと深いところを狙って探すことにしようと思う。

**連続投稿576日目**

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