好きなこと、得意なこと

人は生まれたとき、得意なことなんてありませんでした。
赤ちゃんは好きなことだと笑うし、嫌いなことだと泣くだけです。
でも個性はあって好きなこと嫌いなことはそれぞれあります。
好きなことだと、他の子供より多くトライするので自然に得意になります。
絵本が好きな子は親に読んでくれと、ハイハイしながらでもおねだりします。
アンヨが好きな子は、お外に連れて行けと、自分で靴は履くようになります。
そんな「好き」が積み重なり、自然に「得意」に変ってきます。
大事なことは親が口出さなくても、子は好きなことで成長するってことです。
「そのうち解って楽しくなるから勉強をしなさい」だとか、
「あとで役に立つから新聞は読むんだよ」とか。
ピアノの練習だって無理やりしていると、その反動で必ず辞めてしまいます。
みんながしているから、社会にでると必要だから、そんなことばかり子に言っていると、「好き」にメンタルブロックがかかって、好きなことは、したらいけないものと認識してしまいます。
本来、勉強は好きなことの延長線になければなりません。だから正直平均なんてあんまり意味ありません。
どうしても嫌いな科目があるのなら、楽しくできるための方法を親子一緒に考えればいいのです。

世の中は「好き」を基準に回っています。
大人になって道に迷った時も同様です(メンタルブロックがかかった大人)
得意なことを探そうとするとドつぼにはまります。
無理やり苦労して身につけた資格で次のステップにいこうと計画を立てると、だいたい次のステップでも苦労が待っています。
途中で辞めたくなかったら、絶対に「好き」を基準にすべきです。
何が好きかは「心の声」を聞けば大体分かるものです。
子供にもできます。必ずできます。

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