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萩・宇部旅行記

どうもマダカンです。
先日、山口県の萩と宇部を旅行してきました。

その期間の日記を語りたいと思います。

1日目

新幹線内

新幹線で東京駅から新山口駅までの移動中。

お昼は新幹線内で食べようと、駅弁を買って乗車。

途中、家からわざわざ持ってきたダンジョン飯12巻を姉に読ませる(半強制)などをして過ごしていました。

私の駅弁はカニの入った海鮮風お弁当でした。

自分は海の生き物が好きなので、海鮮料理も好きだと思い込みよく失敗します。
(シーフードは少し苦手です。)

そして挑戦してみたカニの弁当。

開けた瞬間から匂いがキツイ。
もう完全に失敗したと思いながらホタテなどを食べました。

食べるとまあ食べれる。気がする。

と思いながらもぐもぐしましたがやっぱり好きじゃないので母に「カニあげるよ」とカニをあげました。

すると母は「このカニおいしくない」と不平を垂れます。

私はここで、自分がシーフードが苦手だから好みでないと感じていたのではなく、単純にまずい弁当であったことに気付きました。

母は「クソまずいカニ寄越しやがってお前のせいで口の中が磯臭くなったじゃねえか」などと弁当への文句を言い続けました。

爆笑しました。


秋芳洞

今回の旅のメインイベント(だと思っている)秋芳洞へ到着しました。

洞窟について調べるのが数年前から趣味なので、一度行ってみたいと思っていたのです。

秋芳洞は日本で最も大きい洞窟だとか。
過去に沖縄の鍾乳洞へ行ったこともあり、その規模を想像していたのですが、
秋芳洞の大きさは一般的な洞窟とは桁違いの大きさでした。

秋芳洞入り口

秋芳洞に入る前から、いきなり涼しい空気に包まれました。

それまで猛暑のむわむわした空気だったのが、一変して冷たい空気になり、驚きました。

洞窟の入り口は気圧差により風が吹く/入り込む」と聞いていましたが、こんなに気温が違うとは思っていませんでした。

洞前は川も流れていることもあり、最高の清涼スポットとなっていました。
行ってよかった。

ちなみに洞窟を形成する石灰などのミネラル成分が溶け出しているらしく、川は白く濁っていました。

秋芳洞入り口

iPhoneで撮ったものでさえ雰囲気が最高。

洞窟内は霧のようなものが立ち込めており、雰囲気がよかったです。

ディズニーランドのセンター・オブ・ジ・アースに乗る前の雰囲気と超そっくりでテンション上がりました。

(そもそもセンター・オブ・ジ・アースは洞窟を探検する『地底旅行』という小説が元になっているので、洞窟がそのアトラクションに似ているのではなく、アトラクションが洞窟に似せて作られているので当たり前っちゃ当たり前だった。)

百枚皿

千枚皿だったか百枚皿だったか、そういう名前の洞内観光スポット。

こういう段々になる土地は何回見てもテンション上がる。

こういうの初めて見たのはピクミンの樹海のヘソだったかな………。

鍾乳石のつらら

洞内はライトで照らされており、足元が見えなくなるということはありません。

しかしライトが無かったら真っ暗で何も見えないんだろうな……と感じるほど暗い。

洞内の道やライト

雰囲気が良すぎる。

鍾乳石
黄金柱

よく秋芳洞の観光案内としてよく雑誌に載っている黄金柱

写真で見るのと実際に見るのとではスケールが全然違いました。

せいぜい2〜3mくらいの大きさを想像していましたが、実際は10m以上に感じられ、とても大きかったです。

龍の抜穴

煙突のように続く竪穴。

秋芳洞のドリーネと繋がっているらしい。
(ドリーネ:カルスト台地の沈み込んだような部分)

『千と千尋の神隠し』でハク(龍の姿)が煙突に落ちていくシーンを思い起こされます。

カルスト台地

エレベーターで上に上がると、秋芳洞の上のカルスト台地を拝むことができました。

まるで教科書に載っている写真そのままのような光景で驚きました。

ヨーロッパのようななだらかで岩が露出している大地が日本にもあったとは……。

(ヨーロッパのような風景というか、洞窟がある土地はどこでもこうなる。)

ヨーロッパでは洞窟探検(ケイビング)が盛んらしいですが、そりゃあカルスト台地が多い土地ならそうなるよなと思いました。

その後ホテルへ。
ホテルは温泉が豊富でとても綺麗でした。
ご飯も豪華で、醤油が美味しかったです。


2日目

朝風呂へ行ったり朝食を済ませるなどをしてまた観光を始めます。

その前に姉が寝入ってしまい、姉がいない状態で観光することになりました。
(体調が悪かったらしい。)

昨日は自然科学系の土地へ行きましたが、今日は人文系の文化遺産をめぐる旅です。

私はどちらかというと自然科学に興味があるタイプなので、日本史に全く詳しくなく、全然なんもわかりませんでした。

建物の雰囲気がいいなーとかそれくらいしか………。

というわけで何もわからないまま、文化遺産らしい明倫学舎に寄りました。


明倫学舎


階段

明倫学舎は明治時代の建物らしい。
そんな気がする。

8年前まで現役の小学校だったそうです。

廊下

明治の木造建築の良い雰囲気が出ています。
鬼滅の刃?の舞台となった時代でしょうか。

明治の学園モノが描きたい時に良い資料になりそう。

教室

窓がいい。

画像が横向きでわかりにくいですが、
昔の机の引き出しは机をパカっと開けてしまうものだったらしい。

右側は上から見た椅子です。

校舎

窓から見た校舎。

明治の学生の日常風景ってこんな感じなのか〜と感じます。

会議室

雰囲気がいい。

屋根裏

屋根裏まで展示してくれるのありがたい。


その後、世界遺産である城下町を散策し、
高杉晋作の誕生地へ寄りました。

なんと8月20日は高杉晋作の誕生日で、見学料が無料でした。

(有料でも一人100円で安い)


菊屋氏邸宅

次に萩の有力者の邸宅だったらしい菊屋氏の屋敷へ行きました。

なんと世界遺産だそうです。

江戸時代の偉い人は、自動車の代わりに籠に乗り、
画像中央の平たい石の上に籠を下ろしてそこから登場したらしい。

自動車の無い時代、人力で人を運んでたと思うと面白いな。

馬車の可能性もあるが……。
馬でなく牛かもしれないが……。

小便用雪隠

雪隠(トイレ)

小便用は今とさほど変わらない。

大便用雪隠

大便用の雪隠。

これも現代の和式トイレとほぼ同じです。
周りが畳なのが優雅でいいですね。

井戸

でかい屋根付き井戸と、その隣はばかでかいソテツです。

博物館〜松陰神社

その後博物館へ寄り、復活した姉と合流しました。

博物館では貝の特別展示がありました。

謎のストーリーが存在し、双子の男女の主人公が魔王の手から世界を守るために貝を探します。

最後、魔王は実は主人公たちを助けてくれた謎の学芸員で、貝を保全すべく奔走していたことが明らかとなります。

海を汚した人類への絶望と、海を清掃する人類への希望が描かれて終わり。

魔王の冠がバイキングの兜で面白かったです。

ほか、人文学的史料もありましたが、時間が無いためにあまり回れませんでした。

最後に松陰神社へ寄っておわり。

また夕飯や温泉を楽しみました。

その前に足湯を楽しもうとしましたが、
大雨が降ってきて、

足湯を楽しむ場所が山奥にある上に、そこへ赴くためのシャトルバスが霊柩車のようなデザインだったため、
怖くなってやめました。

山の雨はこわいので………
素人だし余計に。

そんなこんなで2日目はおわり。


3日目

また朝風呂や朝食を楽しみ、ホテルを出ました。

そこから宇部に行き、ときわ公園へ。

ときわ公園は広い上に暑く、つらかったです。

その中の植物園へ寄りました。

アリノスダマ

綺麗な植物より面白い植物が好きなので、こういう変わったような植物が豊富で面白かったです。

生態などはあまりわからなかったので詳しく知りたいと思いました。

タケウマキリン


おどろおどろしい見た目の植物。

パンノキ

手を広げたような形の葉っぱは、『ダンピアのおいしい冒険』にも登場したパンノキの葉です。

かわいい。

ウラムラサキ

紫色の葉っぱ!

ココヤシ

ココヤシは流石の大きさでした。

名称不明


名前はわからないけどこんな幾何学模様な葉っぱも。

縞模様の葉っぱ

しましまな葉っぱ。
デザインがいい!

ヘリコニア・ロストラタ

「クチバシのある」という意味の名前らしい。

可愛い葉っぱ
恒星雲

ここからサボテンゾーン。

サボテンの和名はどれも面白く飽きませんでした。

紅藤雲
帝雲
金鯱
笹の雪
白神丸
綾波

なぜかエヴァンゲリオンの綾波とコラボしているサボテン。

ここでサボテンゾーンは終わります。

ウツボカズラ
ぐるぐるの葉っぱ

このぐるぐるの葉っぱは調べてみたら
レックスベゴニア・エスカルゴという名前だそうです。

ほか、いろいろ見て植物園は終わりました。

面白い植物がたくさんあってよかったです。

その後は動物園に寄りました。

サル類がいっぱいいる動物園でした。

その後新幹線に乗り帰ってきました。

新幹線の中でクトゥルフ神話TRPGをやるも、「キャラが全然探索しない」と怒られました。

(こわいし明るいキャラじゃないとやってられないので突っ走るキャラにしたら、逆によくなかったらしい。)

そして帰宅。
楽しかったです。

1日目のカニ弁当事件が面白かったです。

あと洞窟や植物園。
明倫学舎も明治が感じられてよかった。
何も詳しくないけど。

秋芳洞、あんなに壮大な洞窟と思ってなかったので、興味がある洞窟好きは是非行ってみてください。

以上、萩・宇部旅行記でした。

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