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インスタグラマーが3日間で2,000フォロワーを増やし考察してみた

こんにちは、フォトグラファー・SNSマーケターの もろんのん@moron_non)です。普段はこんな日本・世界の旅写真を撮っています。

そんな私が先日、ある海外では主流の「Giveaway(ギブアウェイ)」と呼ばれるキャンペーンのお手伝いをさせていただいて、面白い発見があったので、広告やSNSマーケに関わる方向けに紹介したいと思い、結果と考察をまとめてみました。

何をしたのか?

要するにTwitterでいう「フォロー&RTキャンペーン」をInstagramでしました。InstagramってRTなんかできないじゃん!って思った方は続きをご覧ください。

概要

1.海外で主流の「巻き込み型ギブアウェイ」とは?2.インスタグラマーの私が3日間で2,000フォロワーを意図せず増やした方法3.国内でもある有名企業類似例4.巻き込み型ギブアウェイを行う時の3つのNG事項

(1)海外で主流の「巻き込み型ギブアウェイ」とは?

事例:アクセサリーブランド×イースターカメラグッズプレゼント企画

参加条件1.キャンペーン投稿しているインフルエンサー達をフォロー2.投稿に、友人を2人@つけてコメント3.カメラで何を撮りたいかコメント

要するにこれって、Twitterでyoutuberがやっている、「Wiiをプレゼント!条件はフォロー&RT」のような、RTキャンペーンと同じです。
確かに、「@」で友人をタグつければ、Instagramでも拡散できますね。
海外ではこの手法はかなり主流らしく、多くの企業事例がありました。

このアカウントへのコメントだけで4,500コメント、つまりおよそ2,000人がこのキャンペーンに参加している計算ですね。

このギブアウェイキャンペーンをやる効果としては、似たような質の高いインフルエンサーからの相互送客で来ている親和性のあるフォロワーなので、キャンペーンが終わってもリムられる率が非常に低く、直近アクティブなユーザーが多いので、エンゲージメントも上がっているようです。

(2)インスタグラマーの私が3日間で2,000フォロワーを意図せず増やした方法

私は、仕事で東京のラグジュアリーホテルを取材する連載を持っているかつ、国内外で旅行系の写真をあげているため、このホテル宿泊券が当たるキャペーンをやったらフォロワーさんも喜ぶ人が多そうだなと思って参加しました。

そのため実は、最初日本のInstagramキャンペーンによくある「企業アカウントをフォロー」が条件だと思い込んでいたのですが、どうやら、「友人を2人@をつけてメンション」&「このキャンペーンに参加した、インスタグラマーの全てのアカウントもフォロー」が必要だったらしく、結果その他のインフルエンサーのアカウントから流入があり2,000以上増えました…!(英語での依頼だったため、最初思い込みで条件を勘違いをしてしまい、途中で指摘を受け間違いを訂正しました…m(__)m)

(最近、Twitterとかnoteを書くほうが楽しくInstagramをあまり更新していないので、ちょこちょこアップしていきたい…)

関係者全員がWin-Win-Win

簡単に関係性をまとめると、こうなります。

・インスタグラマー=金品は受け取っていないがフォロワーさんにプレゼント企画ができる&フォロワーが増える
・フォロワー=商品認知&商品があたるかもしれない(RTキャンペーンに参加)
・企業=キャンペーンターゲットに親和性の高い人に対してリーチができる

これは、Instagramの欠点である、拡散性をカバーしている上に、参加型なので、フォロワーにとっても、メリットがある面白い手法だなと思いました。

(3)国内でもある有名企業類似例

事例1:AMO'S STYLE×VOGUE GIRL ハワイのフェスが当たる

当選条件1.企業アカウントをフォロー2.指定の投稿に#liveamosstyleと一緒に行きたい友達をコメント


こちらは、企業の公式の投稿ですが、企業アカウントをフォロー&一緒にハワイに行きたい友達を@という仕組みが同じもの。

事例2:ANA 国内線航空券が当たる「#次の空の旅は誰と行く?」

参加条件1.アカウントフォロー2.一緒に旅行へ行きたい人をコメント

この投稿に1,300件越えのコメントがついていますね。ちなみに前後の通常投稿の平均コメント数は40前後でした。

疑問だったのは、コメントを見ると、「@」をつけている人と、つけずに「家族と」と言っている人が分かれていました。拡散性は特に狙っていなく、もしかしたら「@」をつけることは条件ではなかったのかもしれません。

人を巻き込むことの重要性

毎日膨大な量の情報がある中で、企業でもインフルエンサーでもそこそこフォロワーがいて、拡散をさせれば「認知」はとれます。
でも、キャンペーンの内容次第では、その広告を見ても「自分事化」されなければ、スルーされてしまいます
そのため、相手に投げかけるこの形であれば、ちょっと手を止めて、友人家族を思い出し、巻き込んで参加型にすることができますね。

残念ながら、私が調べたところ、日本ではこのInstagram友人巻き込み型キャンペーンはまだ事例がほとんどなかったです。

フォロワーのその先へ

インフルエンサーを巻き込むにしろ、企業で発信をするにしろ、
SNSは双方向性のある場ということを忘れずに、ファンとファンの友人との交流としても楽しいキャンペーンが増えるといいなと思います。

(4)巻き込み型ギブアウェイを行う時の3つのNG事項

配りすぎない
「物を配って、巻き込んで、フォローさせればいいんだ!」をやり過ぎても「またこの企業同じキャンペーンをやってる…」と、ブランド価値が下がるので、「3周年記念」とか「夏休みキャンペーン」のように何かと絡めてやるのがいいと思います。

利用しない、ファンになってもらう
インフルエンサーを絡める時には、本当にその発信者と企業や商品が親和性が高いか?ということを注意しつつ、ファンになってもらうことが大切です。

単発で終わらせない
企業のSNSアカウントってフォロワーを増やすことが最終目標ではないですよね。キャンペーンをやって、その後も継続してブランドからのアクションを起こさないとファンは離れます。(もちろんキャンペーンをやったら、終了後一定数のフォロー解除は当然ありますが)

ぜひ、参考にしてみてください!


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n.kawakita@snapmart.jp

もろんのん(川北啓加)
Instagram:@moron_non
Twitter:@moron_non
フォトグラファー・ライター。連載:雑誌Hanako、ViVigirl、るるぶ
スマホで写真が売買できる、Snapmartのクリエイティブディレクター。
写真の撮り方、楽しみ方、SNSマーケなどについて情報を発信しています。

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