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へちまスポンジづくり体験 パート①

今回の記事は10月上旬、もろもろのある休日の過ごし方について。

突然ですが
「へちまスポンジ」って知ってますか?

そう、小学生の頃に学校で育てたような…の、あのへちま!の繊維をそのまま利用したスポンジ(たわし)のことです。
昔おばあちゃんの家にあったなぁなんて懐かしい方もいるのでは?

🐨そういえば実家では身体洗いにつかってた〜

私は食器洗いスポンジとして利用していて。今では無くてはならない存在なのですが。
何がいいって、そのまんま(へちまの繊維)を利用できること。
これが実に気持ちがいいのです。

🐰体感してみてほしいなぁ

他にもあるある良いところ。

  • 近年問題視されている「マイクロプラスチック」が出ない

  • 速乾性にすぐれているので嫌な臭いを発生させにくい

  • 使うほどに手になじみ、とにかく長持ち

  • 燃やしても有害物質出さない、何なら土に還る

一般的に目にする化学繊維のスポンジは擦り切れて細かい繊維が排水に流れています。
化学繊維はもちろん自然分解されない(分解までに100~200年、それ以上とも)ので
マイクロプラスチックと呼ばれ(※直径5mm以下のプラスチックのこと)家庭の排水溝から下水処理を通り海へ流出します。
海の生き物がプランクトンと間違え口にすることで間接的に私たちの口に入ることがわかっています。
現状人体に及ぼす影響は解明されてはいないのですが1週間にクレジットカート1枚分(5g)のプラスチック粒子を口にしている可能性があるとされる研究結果があるのは有名な話。(※豪ニューカッスル大学による報告)

🐰特にシラス(小魚)など大好きだし、まぁ摂ってるよなぁ。という感想。
🐨そんなスポンジの切れ端みえないし流れた後のこととかまで普段なかなか考えなかったりするよね。

あとは洗顔料や歯磨き粉のスクラブ材、化粧品などもマイクロプラスチックが多く使われているんです。(植物性だとこんにゃくスクラブがあるよ)
歯磨き粉だと大手企業さんではもう使用していないと発表もあるけど、裏をみて成分表をみてみるのも大事ですね。「ポリエチレン末、ポリエチレン、コポリマー」等と書いてあります。
こういった陸上からでるものを一次的マイクロプラスチックと言うのですが、その中で一番割合が多いのは洗濯によって化学繊維の衣類からでるものです。(2番目に多いのは車のタイヤから)

🐨洗濯物から出るものの対策としては流出を防ぐ洗濯ネットがあるよね!

海に流れてしまうマイクロプラスチックはサンゴなど海の生態系を崩してしまう事実も明らかになっています。

化学繊維は石油由来ですし、減らせるに越したことはないですよね。

自然のサイクルの中に生きている人間にとって、まわりまわって無関係ではないなと考えさせられます。

🐰そうなると排水溝に流れていくものを見直したくなるよね。

キッチン周りで今これらを解決する食器洗いや掃除のひとつの手段としては植物性由来である
セルローススポンジ、麻や綿のクロス、麻の網たわし、へちまスポンジなんかが代表的なグッツでしょうか。
そもそも天然繊維の古布でも代用できちゃいますね!(※残念ながらなんか良さそうなイメージのアクリルたわしはマイクロプラスチックを出してしまいます)

これら想像してみると…
へちまなら育てたら自分でもへちまたわし(スポンジ)作れるんじゃない?

という気になりませんか?笑
そして自由研究みたいで楽しそう。

🐰育てて作ってみたい!ってなりました笑 
🐨糸を紡いで織っては一から家庭ではなかなか無理だもんね笑

実際この夏育ててみて。

春にへちまの種を分けてもらう機会に恵まれて。
5月に種をまき、ベランダでプランター栽培をスタートしてみました。
毎日チェック。発芽した時の喜びったら!
紆余曲折ありながら(いろいろあったなぁ)9月にやっとひとつ30㎝ほどの実がなりました。
当初スポンジ作りたいと意気ごんでいたのですが、ただ実ってくれたことが素直にとっても嬉しかった経験となりました。
同じ種で地植えをした友人は立派な実を実らせて。へちま栽培を通しての交流も楽しませてもらいました。

そんなこんなで
へちまへの興味が最高潮になった夏を締めくくるべく、
もろもろの2人はへちま愛にあふれた 
へちまファンクラブ会長「さはらんさん」とご縁あって、これまた素敵な理念のもと活動されている「コトトキ農園さん」と共同開催のへちまたわしづくりWSへ出かけたのです。

🐰へちま畑におじゃまできてへちまたわしも作れるなんて‼‼
🐨わくわくわくわく!!

ちょっと前置きが長くなってしまいました。笑
ひと呼吸おいて
へちまたわし体験の様子と
へちまたわしの作り方をパート②で綴っていきます。

いろいろ書いたけれど


絶対こうしなきゃではなく、暮らしの中に隠れている
実は大切なことを知ることがまず大事なのではないかなと考えています。

これは何でできているのかな?
どこで誰が生産しているのかな?
何でこんなに安い(高い)のだろう?

いろいろ知っていくと

だから私は〇〇を選んだ!に繋がります。

私たちもこうしていろいろ使ってみて出会った
へちまたわし(スポンジ)の魅力を次回もお届けしますね♪
この夏へちまを育てた方にも作り方の参考になれば嬉しいです。
パート②でまたお会いしましょう。

🐰🐨今日も読んでいただきありがとうございました。

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