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首や肩の痛みが起こるメカニズム

ずっと前に「腰椎」、「骨盤」、「股関節」のひずみはどこから発生するのか?ということをお伝えしたことがありました。

今回は上半身、特に「首や肩の痛みが起こるメカニズム」について書いてみたいと思います。   

一般的には肩、首のコリがひどくなると、皆さんリラクゼーションなどに行かれて筋肉をほぐそうとされると思います。

そこで、しっかりほぐしてもらうのですが、

施術を受けたあとはしばらくは調子がよいものの、2~3日後には症状が戻ってしまうのではないでしょうか。

しっかりほぐしたはずなのに、どうして症状戻ってしまうのでしょうか?

実は、首の筋肉のコリのそもそも原因は、単純に筋肉の血流の問題や、
使い痛みによる単純な固さではなくて、
「頸椎」そのもののや、「肩甲骨」のズレに起因していることが随分多く見受けられます。

そのため、バランスも悪く、肩コリ首コリの人を後ろから見ると、左右どちらかの肩が下がっている、どちらかの肩が前方に巻いている、首が左右どちらかに回しにくい、あるいは倒しにくいといった所見が見られます。

それらの症状を引き起こす「頸椎」や「肩甲骨」がひずむ原因としては、

気付かない間の「腕や手首」の使いすぎがどうも関与しているようです。
(手首周りの神経は比較的鈍感です。過敏だと手がスムーズに使えないからです。そんな意味で使いすぎに気付きにくい部位ではあります。)

また、腕や手首を使いすぎているワケは現代人特有の
生活習慣や仕事が影響しています。

それでは、腕や手首の問題はどのようなメカニズムで発生するのでしょう?

1.現代に生きるわたしたちは、 PCやスマホの操作は必須です。
特に右手はマウスやクリックで長時間酷使せざるおえなかったり、
スマホのタップやスクロールも無意識的におこなっています。

このような反復動作による手首や指の使い過ぎにより
局所に違和感を覚えつつも、なんとなく
見過ごされ、放置されがちです。

2. すると、やがて手首や指をとりまく、膜やじん帯のゆるみがおこりはじめます。さらに手根骨という8個の骨からなるユニットにひずみが出ます。

手根骨は手関節をスムーズに動かすためにベアリングの役割をはたしています


3.その結果 前腕、肘、上腕の筋肉が常時緊張している状態になります。

4.筋肉の緊張状態から肘関節、 肩甲骨、鎖骨や顎関節などの位置異常がおこってきます。また、体の左右バランスの差や、背骨を中心とした捻じれが生じます。(このあたりで身体各部の違和感が出始めます)

.そしてそれがさらにひどくなれば、 寝違え、首痛、顎関節炎、五十肩、テニス肘、バネ指、腱しょう炎 などが発現してきます。

6.その段階になって皆さんは初めて医療機関にかかるわけです。


メジャーの症状が発現する前にもう様々な段階を経過しているわけですね。

本来ならば、この前段階の時点で、
ひずみが出てしまった「手首」をリリースし
「上肢」の筋緊張を取っておかなければなりません!

さらに、お伝えすると、「右手首」と「左手首」では
リリースのやり方が違ってくるのも重要ポイントです。
 


では、今回のおさらいです。
①  手首は肘や肩や肩甲骨に大きな影響を与えています。              

②   手首に異常異常があれば、上肢の深い部分の筋肉の緊張を誘発してしまい、肘の関節、肩甲骨や鎖骨をひずませます。

③   手首が原因で引き起こされた首・肩のひずみは、手首を正常に戻さなければ完全には回復してきません。

ということで肩や首の筋肉をマッサージしても改善しにくいのは手首の問題を見過ごしてしまっているからかもしれません!


首や肩の筋肉をいくらほぐしても治らないぞ!と思ったら、
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