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シン・ゴジラの音楽

前のnoteで『ゴジラ-1.0』の話を書いていたら『シン・ゴジラ』のことについても話したくなったので、少し書きます。
この映画、内容はもちろんのこと、音楽も最高でした。私はアニメやドラマ、映画のサントラを聴くのが好きなのですが、(澤野弘之さんの進撃の巨人のサントラなど)このシン・ゴジラの劇伴音楽もプレイリストに入れて聴いています。

ここから私の拙い語彙力で、その中でも特にお気に入りの曲を、超今更ですが語ります。


音楽が神がかっている

Persecution of the masses

まずはこれ。
この曲、めちゃくちゃかっこいいと思いませんか?
映画の予告編や、ゴジラの第2形態(通称蒲田くん)発生のシーンで流れます。2:15のところからが有名だと思います。
突然現れ、次々と日本の街を縦横無尽に破壊していくゴジラ。大混乱に陥る国民、迅速な対応に迫られる政府の苦悩。これを聴いているだけで、この悲惨な情景がありありと目に浮かんできます。絶望の状況を前にしながらも、打開できる何かを見出そうと必死であがいているような感じがします。最初のピアノの静かな入り、その後からの弦楽器の旋律の畳み掛けがとても良いです。1:36頃の、合唱が混ざってくるところからは更に悲壮感が増します。


Defeat is no option (1197)

周りを火の海にしながら東京へ進むゴジラ。
この曲では、先ほどのPersecution of the Massesで感じられる絶望に比べ、この曲ではひたすら恐怖を感じます。
まず、しょっぱなから始まる不協和音(シとドが同時に鳴っている?音)でゾワッときます。
「危機がすぐそこまで迫っている」ような感覚に陥ります。不気味な合唱も相まって、終始不穏なメロディーです。


Who will know (24_bigslow)

米軍による爆撃機が直撃し、激しい咆哮をあげるゴジラ。この曲が流れ始めると同時に、下を向いたゴジラの背びれが紫色に光り、そしてゆっくりと開かれた口からは放射熱線が放出され、そこらじゅうにこれでもかと浴びせられます。(内閣総辞職ビームと呼ばれている)

この曲聴くと、悲痛な哀しみや、「もう希望は無いんだ」「この怪物相手に何もできることはない」みたいな気持ちになります。

東京壊滅です


シン・ゴジラまた観たい

以上この3曲が私のお気に入りです。
どうしてこんな暗い曲ばかり好んでしまうのか、私が根暗だから惹かれるのでしょうか。

それはともかく、このトラックを作曲した鷺巣詩郎さんは天才です。まあ私なんぞに言われるまでもなく。
他にもたくさんの劇中音楽を手掛けているんですね。(エヴァンゲリオンとかが有名)
作曲家って本当にすごいよ…


音楽の感想を書くのってすごく難しいです。
言語化し辛い。
中学の時にあった、音楽鑑賞のレポートも苦手だったのを思い出しました。
ああ、これ書いてたら、また『シン・ゴジラ』観たくなってしまいました。

尾頭さん好き


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