もろへいや

主に高校生の頃の旅行記(未完) 大学でもいろんなとこ行きたいです

もろへいや

主に高校生の頃の旅行記(未完) 大学でもいろんなとこ行きたいです

マガジン

  • ラテンアメリカ旅行記2022

  • バルカン半島旅行記 2019

    普通の高校生が、ある時ユーゴスラビアに魅せられて、バルカン半島を1ヶ月旅した話。①~㉝

最近の記事

ラテンアメリカ旅行記⑤グアテマラ 8/9〜8/16

8/9 アンティグアのメルカド今日は15時に目が覚めた。相変わらず頭が痛い。昨夜の様々な出来事を思い出し、最悪な気分だった。 ゆうさくさんはとっくに起きていてパソコンで動画を編集していた。先月行ったキューバのバラコアに関する動画らしい。 この旅の最後にキューバに行くつもりだった僕に彼はいろんなことを教えてくれた。曰く、キューバは今経済が危機的な状況にあり、何をするにも苦労するらしい。 いつの間に兌換ペソは廃止され、実際のレートが公定レートと乖離している。クレジットカード

    • ラテンアメリカ旅行記④ベリーズ・グアテマラ8/4〜8/8

      8/4 ベリーズという不思議な国チェトゥマルのバスターミナルでなんとか一夜を過ごし、遂に国境を越える時がやってきた。 バスターミナル併設のサブウェイで朝食を済ませ、外に出たのが7時ごろだった。 まずは国境に向かうバスを探さなければ。たまたま声をかけてきたタクシーのおっちゃんにバス停の場所を聞いてみる。 「あいにくそのバス路線は廃止されちゃったんだ。国境まで20ドルで連れて行ってやるよ。」 ダメだ。この男、絶対に嘘をついている。 もし本当だったら申し訳ないが、 「とにかくバ

      • ラテンアメリカ旅行記③メキシコ7/30~8/3

        7/30 銀山の街タスコこの日は僕がかねてより気になっていたタスコという街へ行くことになっていた。タスコは銀の採掘により栄えた街で、現在は銀製品の生産が盛んに行われているという。坂に広がる白い街並みが非常に美しいということで、プエブロ・マヒコ(魔法の街)と呼ばれている。 起床したのは6時半ごろ。ダラダラと準備をしているとクラウディアが少しピリついた様子で急かしてきた。タスコはメキシコシティから170kmも離れているので日帰りで行くなら少し急がなければならないとのこと。朝食も

        • ラテンアメリカ旅行記②メキシコ 7/25~7/29

          7/25グアナファトで風邪をひく目を覚ますと、喉に違和感があるのがわかった。やってしまったか。昨晩Twitterを見ていたらそのまま寝落ちしてしまったようだ。上半身は裸。毛布は当然かかっていなかった。 若干寒気もする。ベッドから出たくなかったが、今日中にサンミゲル・デ・アジェンデに移動しなくてはならなかった。 グアナファトからサンミゲル・デ・アジェンデ(以下サンミゲル)まではバスで1時間半かかった。サンミゲルのバスターミナルで明後日のメキシコシティ行きのバスチケットを購入し

        ラテンアメリカ旅行記⑤グアテマラ 8/9〜8/16

        マガジン

        • ラテンアメリカ旅行記2022
          5本
        • バルカン半島旅行記 2019
          7本

        記事

          ラテンアメリカ旅行記①メキシコ7/20〜7/24

          はじめにお分かりかとは思うが、フィリピンの旅行記は結局打ち切りになった。帰国後は部活、遊び、勉強(?)と忙しく、最後まで書く気がなくなってしまった。とはいえ、完結させなければ旅行記とは呼べない。今回こそは完成させよう。旅行中に書けばきっとできるはずだ。旅行記を書くのは何よりも自分のためなのだ。旅行記を完成させれば、いくつになっても旅を追体験できるからだ。 2022年の夏は7月20日から9月9日までの52日間でラテンアメリカの国々を旅する。具体的にはメキシコ、ベリーズ、グアテ

          ラテンアメリカ旅行記①メキシコ7/20〜7/24

          大学サボってフィリピン行ってきた①イロイロシティ編

          今年のGWはフィリピンに行ってきた。 久しぶりの海外渡航。 目的はフィリピンに住む友人に会いに行くこと、 というのは建前でとにかく海外に出たかった。 コロナ禍や受験のおかげでかれこれ2年近く日本を出ていなかったのだ。 2月下旬、厚生労働省が水際対策の新たな措置を発表。ワクチン3回接種済みの日本人は帰国後の隔離が免除されることになった。厳しい条件付きではあるが、実質海外旅行が解禁されたということになる。 ただ、夏休みを待っている間にコロナの状況が悪化すれば日本はまた鎖国するか

          大学サボってフィリピン行ってきた①イロイロシティ編

          バルカン半島旅行記⑦謎のモニュメントを探して

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 謎のモニュメントとの出会い いつだっただろうか。よく覚えてはいないのだが、 ある時、インターネットを漁っていて奇妙な画像を見つけた。まるで宇宙からやってきた使徒のような雰囲気を醸し出す謎の物体の画像。 インターネット上には変な画像がたくさん漂流しているが、この画像はとりわけ印象的だった。  気になって調べてみると、どうやらCGなどではなく実際に存在する物らしく、旧ソ連時

          バルカン半島旅行記⑦謎のモニュメントを探して

          バルカン半島旅行記⑥ザグレブで失恋とサッカーを考える。

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 ザグレブへ7月27日。この日はリュブリャナからクロアチアの首都ザグレブに移動した。 ザグレブまでは国際列車で2時間程度だ。 8:25発のベオグラード行きに乗り込んだ。 かなりポピュラーな路線だったらしく、車内はひどく混み合っていた。鮨詰め状態で、隣にいた人と笑うしかない状況だったが、混雑は列車が国境に近づくと解消されていった。 クロアチアはEU加盟国だが、シェンゲン協定に

          バルカン半島旅行記⑥ザグレブで失恋とサッカーを考える。

          バルカン半島旅行記⑤ カルスト地方への旅

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 ブレッド湖7月26日。この日はスロベニアのハイライトの1つであるブレッド湖に向かうため、朝7時のバスに乗り込んだ。(このように朝しっかり起きられていたのは旅の前半だけだった…) ブレッド湖は美しい氷河湖ということで、有名な避暑地になっている。 1時間半程バスに揺られ、湖に着いたのは8:30頃。 暑くなる前に湖の周りを歩いてみる。 歩いていて早速見つけたのが鴨の親子だ

          バルカン半島旅行記⑤ カルスト地方への旅

          バルカン半島旅行記④ トリエステ自由地域

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 トリエステの複雑な歴史トリエステはイタリア北東部の国境近くの都市。その地理的な位置から、歴史的に様々な民族、国家の支配を受けてきた。 第1次世界大戦までは、長い間オーストリア=ハンガリーの重要都市として繁栄したが、「未回収のイタリア」回復運動を経てイタリアに併合される。 その後、ナチスドイツにより占領されたトリエステをチトー率いるユーゴ・パルチザン軍が開放し、その後の領有権問

          バルカン半島旅行記④ トリエステ自由地域

          バルカン半島旅行記③ ドラゴンの棲む街

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 スロベニア到着リュブリャナ空港は、規模としては日本の地方空港よりも小さかった。入国審査と荷物の受け取りを早々と終えて、外に出た。空港と市内を結ぶ路線バスがちょうど行ってしまったため、1時間ベンチに座って待つことにした。 本を読んでいると、煙草の匂いが漂ってきた。見ると隣のベンチに座っている人が煙草を吹かしていた。 周りを見渡しても、タバコを吸っていない人はほとんどいなかった

          バルカン半島旅行記③ ドラゴンの棲む街

          バルカン半島旅行記② 出発 スロベニアへ

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 出発7月23日。学校の終業式が終わってから新幹線に乗るまでかなりの時間があった。友達に最後の挨拶(大袈裟)をして回ったり、仲の良い友達と街中でダラダラ時間を潰して過ごした。 新幹線のプラットホームまで数人の友だちと母が見送りに来てくれていた。このときに餞別の品(?)としてスマホ用のリモートシャッターボタンとダイヤル式チェーンロック(すでに一つ持っていたが)をもらったのだが、こ

          バルカン半島旅行記② 出発 スロベニアへ

          バルカン半島旅行記① きっかけと準備

          普通の高校2年生が、あるとき、ユーゴスラビアに魅せられて、夏休みにバルカン半島を1ヶ月間旅した話。 実は、このような本格的な文章を書くのは初めてです。最初は事実関係をいちいち確認しながら書いていましたが、それではいつまでたっても終わらないということで、自分の知識と記憶の正確さを信じて書いていこうと思います。もし間違い等ありましたら指摘していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 きっかけバルカン半島を初めて知ったのは中学生の頃。歴史の授業で「ヨーロッパの火薬庫

          バルカン半島旅行記① きっかけと準備

          はじめました

          2019年高2の夏休みにバルカン半島を1ヶ月で旅しました。記憶があるうちに旅行記を書いていこうと思います。

          はじめました