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そうだ、水曜日、休もう★

あともう少しで終わる、今週も水曜日が。私の休みが

私は大学の授業を決めるときに水曜日をあえて全休にしている(社会人になったらこんな贅沢できないだろうけど)。なぜなら水曜日を休みにすると理想のスケジューリングができるからだ。

これをわかりやすく説明しようとするために、まずは頭の中で日曜から土曜を一列に並べてもらいたい。日曜と土曜は休みと認識してもらうと、月曜日は”昨日休んだから頑張るか”という気をかきたてる日になる一方で、金曜日は”今日頑張れば、休み,,,ヤスミ,,,”と来る休日を渇望しながらもスパートをかける日となる。多くの人が花金と呼称するこの日の夜はそれはそれは楽しく希望にあふれた時間となるだろう。(政府はこれを利用してプレミアムフライデーなる政策を始めたが、もはや空気となっているのはまた別の話)

さて、こうした時に困るのが残された平日、火曜水曜木曜である。特に水曜日は週の折り返し地点に当たるので気持ちも体力も底をつきがちになる日である。ではもしこの水曜日が休みになったらどうなるだろうか?何を言ってる、水曜日が休みになる可能性なんて祝日ぐらいだろ!でも勤労感謝の日とか言っててもあれたちは休むことなく働きに行かなきゃいけないんだろ!そう感じている妄想の乏しい人は黙ってまずは聞いてほしい。水曜日を休日ととらえると、火曜日は”明日は休みだ"という金曜日に擬態し、木曜日は”昨日休んだ"という月曜日に擬態する。だから批判は時期尚早だ、不評を述べる前に一回聞きなさい。

 すると、月火木金どの日でも休日という名のニンジンがぶら下がった中でモチベーションを高めることができるのだ。水休日(すいきゅうび)こそ労働生産性を休みを有効活用した生産性向上の秘訣のように思える。政府はプレ〇アムフライデーなんかよりもこっちのほうを採用したほうがよっぽど合理的だ。

 この水休日が図らずもある業界で多く採用されていたのはご存じだろうか?それが不動産業界である。しかしその理由は決して上で述べた合理的なものではなく、ある種迷信に近いものである。ところで、古くから日本では積み上げてきたこと、きまっていたこの消滅が何かと”水”を用いて喩えられやすい。水に流れる、水の泡といった表現はその一例だ。こうした背景から、顧客との契約を重んじる不動産業界では、水曜日に契約を結ぶことが水に流れることを連想させるため、水という字が入ったこの日を定休日にすることが多いというのだ。こうして結果的に不動産業界では水休日が自然と定まり、契約の破断をゲン担ぎで防いでいるほか、作業効率の上昇にも貢献している可能性がある。ただ最後に言っておくと、実際の不動産業界は土日の仕事がメインのところもお痛め、そういった企業が仕方なく休みを水曜日にしか設定せざるを得ないという理由で水曜日が休みになっているそうだ。

 このように、水曜日を休みとすることは、休日という存在を脳内にチラつかせることでやる気をかきたてることにつながるのだ。元来日本人は他国から働きすぎだと揶揄される。この水休日システムが休日の増加及び生産性の向上というwin-winな政策となることを期待してやまない。

ちなみに今日私は全休にもかかわらずたまっていた大学の宿題に追われたため、ほとんど休むことができなかった。


(参考サイト)

https://staylinx.jp/contents/626



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