ローラとわたしと脱出ゲーム。
「声出しちゃダメだよ」って言われたら、あなたは最初どう思いますか?
A俄然燃える
B若干不安になる
Cその他
今週末、声出しNGの脱出ゲームに参加してきました。ちなみに私は行くまでルールを知らなくてBでした。延長したけど、なんとか脱出も成功!
いっしょに参加したのは、社内で脱出ゲームよく参加してる8人。これまでも、ビルの一室から制限時間内に脱出するオーソドックスなものから、江ノ島開催で観光地を巡りながら、はたまたメトロを乗り継ぎしながら…といったものにも参加してきました。
ちなみにコロナの時期は、zoomを使ったリモート脱出ゲームもしたんですが、これが一番難しかったです…!
そして今回は声出しNG、個々人で持っている冊子の情報を見せるのもNGという中で、ジェスチャーありきのコミュニケーションになったのですが、これが新鮮でした。
以前ローラがグータンに出てた時、突然日本に来て日本語が喋れない中、友達とのコミュニケーションを取るために、必死にジェスチャーでじぶんの気持ちを伝えていた、と話してたのを思い出しました。
その経験があったから、あの独特のコミュニケーションや、親しみのこもった満面の笑みが生まれるんだなぁと、彼女のルーツに触れた瞬間でした。
私の場合は、人との物理的距離が近い!とたまに言われることがあります。
なんでかなぁと思っていたのですが、考えてみたらなるべく近くにいって聴き取ろうとしてるからなのかな?とおもいました。
わたしは小学生の頃に難聴が発覚し、社会人になってからの突発性難聴やメニエール病を経て右耳がほとんど聴こえなくなったので、
極力じぶんの左側に話相手が来るように移動したり、移動が難しい場合は身体を相手に向けて、左耳にもなるべく音が入るようにしてるんですよね。
これもまた、私の特長から生まれる独特のコミュニケーションだなと。
そして今回、ゲームをしてみて言葉が通じない国に行った時と似たような感覚もありました。まさに、イッテQ!の出川イングリッシュみたいな。知ってる単語とジェスチャーでめげずになんとか乗り切るその姿勢は、見てるとつい笑ってしまうけど、当の本人は必死なんですよね。
今回コロナで図らずも「外に出られない」「この状態がいつまで続くのかも分からない」といった制限が多くある中で、この環境に適応せざるを得なかった。
今は制限が緩くなってきてはいるけれど、確実にビフォーコロナとアフターコロナの狭間で新しいコミュニケーション手法を手にしたんだとおもいます。
当たり前がぶっ壊れた中で、オフライン一辺倒だったものが、オフラインorオンラインに。選択肢が広がったんですね。
もちろん制限があることの大変さはつきまとうけれど、そこで嘆いていても、もう前の状況には戻れないということを私達は知っている。
ローラはすぐ母国に帰れるわけでもなく、私は右耳の聴力が戻るわけでもなく、コロナ前の日常に戻れるわけでもない。
その変化を受け入れて、自ら変化に対応してゆく者こそが、生き残っていけるんだろう。だからこそ、「変を恐れない」という座右の銘を、今こそ胸に刻みたいとおもった1日でした。
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