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ときがわ町の暮らしと日々のこと

鳥の声が聴こえる。

暑い陽射しを遮るように、木陰から木陰へ鳥の声は移っていく。

ときがわ町で暮らし始めてもう4年ほど。

夫の仕事の都合が重なり、ときがわ町に越してきた梅雨ごろに入籍と晩秋に挙式、1年後には娘を授かりあっという間に時が過ぎていった。

未知の土地である比企郡、電車、バス共に1時間に一本、通勤車で1時間の環境に必死過ぎて娘が生まれるまでの記憶はあまりない。

しかし不慣れだった精米機や、道行く小学生の「こんにちは!」という挨拶にも慣れ、元気な娘と毎日河原へ散歩へ行く毎日。

ふと気がつくと、学生時代に憧れたオシャレライフスタイル雑誌に取り上げられるような「田舎でのんびり子育てライフ若夫婦」的な事を実現できているような気がする。

これは気のせいだろうか。

かつてそのような雑誌を読んでいた頃は

「けっ!そんなオシャレな暮らしできるんならみんなやってるわ!あー、でも羨ましい…なにして生活してるんだろう…知ってる人が誰もいない土地で0からスタートって想像つかない」

と悪態つきつつも、雑誌の中の豊かそうな世界にぼんやり惹かれていた。

それが、字面的には完全に雑誌の中の若夫婦をトレースできている現在なのである。

人や運に恵まれ流れ着くままに流れてきた身ではあるけれど、私の置かれたこの素晴らしい環境を是非共有したい!

また友人・野遊び夫婦のエリーちゃんのススメもあり、noteに挑戦すると決めてみた。

鳥の声がまた動き、向かいの丘の夏みかんの花が香る。風がありがたく、昼寝中の娘はムニャと一呼吸。さて、洗濯物をたたもう。





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