卒業旅行 英国③
ロンドン塔
朝食後、グロセスター駅から地下鉄に乗り、タワーヒル駅下車。
ロンドン塔へ向かいます。
The Tower of London
ウィリアム征服王の時代に完成し、900年以上ロンドンの歴史を見つめ続けてきた城塞のような塔です。
一時的に王室宮廷として利用されていたが、牢獄、拷問、処刑の場としてのイメージが強い。
13歳で即位したエドワード5世と弟のリチャードの暗殺。
ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリン、アン・ブーリンの娘で後の英国女王になったエリザベス1世も、姉のメアリー1世の治世に、ロンドン塔に幽閉されたという。
見た目も、ちょっと怖い雰囲気のロンドン塔には、ジュエル・ハウスに、国王即位の時に使用される王冠、宝珠、王錫などの宝器など、数々の宝物が展示されています。
タワーブリッジというと、『ロンドン橋が落ちた』London Bridge の
有名な動揺を思い出しますが、これはあの歌の橋ではないそうですね。
すぐ近くに本物のロンドン橋 London Bridgeがありますが、この当時は知らなかったのでロンドン橋のほうの写真はありません。
ロンドン橋の歌は、London Bridge is falling down のフレーズですが、
実際のロンドン橋も、洪水で流されたり、火事で焼失したりし何度もかけ直しされたそうです。
歌が、橋の建材がどんどん頑丈なものに変わっていくのがうなずけますね。
タワーブリッジTower Bridgeは、1894年に完成、船が主要な交通機関だった頃は1日に50回くらい跳ね橋が上がっていたが、1日に2,3回くらいに。
塔内には、橋のしくみや、ロンドンの橋の歴史の展示があります。
今回は、塔内には入りませんでした。
大英博物館
ロンドン塔を出発し、タワーヒル駅からセントラル線にてトッテナムコートロード駅まで地下鉄に乗りました。
大英博物館も、学生など身分関係なくは入場料が無料です。
規模の大きな博物館なので、有名な「ロゼッタストーン」だけは見ようと、他のものはサッと回りました。
規模と質は世界有数で、2000年には、かつて大英図書館があった所に現代的なガラス張りの天井をもつ中庭が新たに加えられました。
ミイラもありました。
紀元前196年のロゼッタストーン。
古い歴史のあるものが、この時代に見られるなんてすごいとしか言いようがありません…。
Fortnum & Mason フォートナム&メイソン
大英博物館のあとは、歩いて紅茶のお店フォートナム&メイソンのお店へ。
緑色の紅茶の缶で有名だと思います。
お土産などでいただいたことがあり知っている紅茶の入れ物です。
英国というと、アフタヌーンティー、紅茶とともに、スコーン、プチケーキ、サンドイッチなどをいただくティータイムの習慣です。
フォートナム&メイソンのお店は、1707年当時アン女王の宮廷に仕えていたウィリアム・フォートナムが出入りの商人ヒュー・メイソンとともに開店したのが始まり。
その後、ヴィクトリア女王の時代に王室御用達の称号を受け伝統と技術を尊守してきました。
故ダイアナ元妃もご愛用だったそうです。
お店の地下にある、カフェでクイーンアンという種類の紅茶とチーズケーキを。アフタヌーンティーは、さすがに手が届きませんでした。
翌日は、地下鉄でセントジェームスパーク駅へ。
バッキンガム宮殿へ向かいました。
バッキンガム宮殿
もともとバッキンガム公の私邸として建てられたものだったが、英国王室が買い上げ多大な費用をかけ改装しました。
ダイアナ元妃が亡くなった時は、宮殿前にたくさんの花束がたむけられていました。
毎年8、9月には全600室に及ぶ宮殿内の19室が一般公開されるようになったそうです。国賓を招待したり会見したりする際に使用される19室だそうです。
コロナで、今は公開されていないのでしょうか?
衛兵交代式は、冬期は1日おきですが、それ以外の時期は毎日行われていました。
衛兵交代式を見ようとたくさんの人が集まっていました。
かなり目前で写真を撮ることができました。
セントジェームズパーク駅からビクトリア駅へ。
パスタのお店でランチタイムです。
英国に来てパスタ料理だったようです。
英国料理にすればよかったと思います。
セントポール大聖堂
地下鉄でセントポール大聖堂駅へ向かいます。
セントポール大聖堂は、木造だったため1666年のロンドン大火災で焼失してしまいました。
大建築家のクリストファー・レンが、国王チャールズ2世に依頼され1675年から35年かけて今の大聖堂を建設しました。
大きな、ドーム形のルネッサンス風の建物です。
高さ111m、幅約74m、奥行き約157m、ドームの直径約34m。
セントポール大聖堂の中には入りませんでしたが、530段の階段を昇ったドームからロンドン市内が一望できたようです。
大聖堂内部の右奥の入り口は、地下納骨堂へ通じています。
ネルソン提督のお墓や、大聖堂の建築家レンのお墓もあります。
レンの墓碑には、ラテン語で「彼の記念碑を見たい人は、周りを見よ」
と彫られているそうです。
大聖堂自体が、彼の記念碑なんですね。
夕方ホテルに戻りました。
次回は、ビックベンへ向かいます。
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