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東京都の公社と戦って1億円分くらい勝った話 〜 議員とマスコミは結構助けてくれる

東京都の助成金に応募したら、理不尽な理由で却下されたのですが、テレビに出たり、議員の人に動いてもらって、やっつけました。

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東京都が金くれると言った

ことのはじまりは、東京都中小企業振興公社による非対面型サービス導入支援事業という補助金に応募したこと。
この補助金は、中小企業が非対面ビジネスをやる際にかかる費用の2/3を補助してくれる制度。

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私の場合は「150万円くらいかけて動画配信用のスタジオを作るから、そのうち100万円を東京都が補助して」という形で応募しました。

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この提案書が(予定の3ヶ月遅れで)採択され、「OK!じゃあ、150万円使ってスタジオ作って!」と連絡が来たので、スタジオを作成。
が、さらに3ヶ月遅れで、いきなり、「やっぱ払わない」という通知が来たのです。

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ふざけんな!

採択される/されないは、提案書の質によるものだからたとえ採択されなくても文句はありません。しかし、一度採択をするといい、金を使わせたから、やっぱやめたはいかんでしょ。しかも、理由は非公開。

公募資料には小さく「採択されても減額の可能性があります」と書いてあるので、法律的には勝ち目はありません。
しかし、中小企業を振興する公社が、中小企業の経営を圧迫するようなことをしていいんでしょうか?

うちは、手持ち資金で投資したからいいものの、借金をして投資をし、補助金で返済をしようと考えていた企業もいたそうです。

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戦闘開始

とりあえず、公社に電話したところ、コールセンターの受付はおそらくただのバイトか派遣社員。小一時間問い詰めて「あなた個人の意見として、酷いと思いませんか?」と聞いたら、蚊の鳴くような声で「酷いと思います…」と話していたのが印象的です。

中小企業だけでなく、派遣社員も不幸にする、東京都中小企業振興公社。
税金による、弱者いじめです。

そこで、私は徹底抗戦することにしました。
といっても、できることは、twitterで騒ぐだけ。(まあ、本業の集客もほとんどこれでやってる)

この顛末をtwitternoteに書いたところ、まずは、弁護士.comが記事にしてくれました。

そして、この記事を読んだ、フジテレビと、都民ファーストの内山 真吾都議会議員が声をかけてくれました。

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テレビ出演

さっそく、ZOOMでテレビの収録を行い、バイキングmoreに出演。
坂上忍から「かわいそう」をいただきました。

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内山 真吾議員、動きます

そして、内山 真吾議員と話をし、議員から東京都中小企業振興公社に直接連絡をいれて調査を行っていただきました。

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あっさり、動く

今、公務員は世論にめちゃ弱いです。
国民に10万円配るとか、オリンピックに10000人客を入れるとかが、世論が騒ぐことでどんどん方針が変わるように、ネットとテレビが騒ぐと、どんどんぶれていきます。

そして、公務員は、自分たちの上司である議員にも弱いです。
今回は、東京都中小企業振興公社なので、東京都議会議員が動いてくれたことが最高の援助になりました。

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と、いうわけで、1週間で、東京都中小企業振興公社が、補助金をいきなり0円にされた人のためのコールセンターを作りました。
そして、100人以上いた、いきなり補助金もらえなくなった会社のほとんどが、「やっぱり払う」となったようです。

一人100万円として、1億円分、中小企業が助かったことになります。


私は、もらわない

ただ、私はこの一件で東京都に住むのが嫌になったのでもらわないことにしました。
この補助金もらうと、向こう5年間都内の事務所にスタジオを維持しなきゃならなくなるんで。

だから、金銭的には一切得はありません。無駄に時間をとられただけ。
でも、学びはたくさんありました。


公務員と戦う方法

公社などに理不尽なことをされたときに、戦う方法は1つです。
ネット上にさらすこと。彼らはこれを極端に恐れます。

そして、その情報を、マスコミや議員の人に伝えましょう。
法律に関する問題なら、弁護士ドットコムが拾ってくれますし、文春とかがWebページで情報を受け付けてくれたりもします。
議員の方々も、SNSで伝えたり、事務所に電話をすれば、話を聞いてくれます。

マスコミと議員が動けば、公社は動くんです。

今回は、自分のtwitterからスタートし、弁護士ドットコム内山 真吾議員→フジテレビと伝搬してくれたおかげで、主張を通すことができました。

一応私は、twitterフォロワー8500人くらいの弱小インフルエンサーなんで、こんな動きになりましたが、twitterやってない人でも、弁護士ドットコムや管轄する議員の人に直接連絡すれば動いてくれるかもしれません。

大切なのは、声を挙げること。できたら、実名で。

天は自ら助くる者を助く

行動すれば、成果はでる。声を挙げれば、自体は動く。
これは、インターネットによって、開かれた、あたらしいやり方。
皆さんも、どんどん発信していきましょう。

今回、助けてくれた人、会社リスト

内山真悟東京都議会議員【昭島市】

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弁護士ドットコム

フジテレビ バイキング more

みなさん、ありがとうございました!

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