目標と問題には陰陽の原則が働いている
目標と問題は表裏一体です。
そこには、陰陽の原則が働いています。
陰陽の原則とは、自然界の原理原則です。
陰陽は、太陽と月、昼と夜、夏と冬、暖かいと寒い、明るいと暗い、早いと遅いなど、世の中のすべての事物は対照的な2つの要素で成り立っていると考えます。
さらに、どちらか一方のみ存在することは、この世ではあり得ないのです。
目標と問題も同じです。
大きな目標を達成しようとするなら、その問題に関係する大きな問題を解決せねばなりません。
特に自分が逃げていたこと、向き合ってこなかったこと、
目を向けるのが嫌だったこと、これらの問題に着手することが重要です。
あるクライアントさんとのセッションでのことです。
そのクライアントさんは、食品会社を経営していて、
創業から業績は順調でした。
会社を次のステージに上げるために大きな目標を設定し、
社員一丸となって取り組んでいるのですが、なかなか目標達成ができない。
目標を達成し、会社を次のステージに上げるためにはどうしたらいいのか?
この課題を解決するために、私のセッションを受けていただきました。
陰陽の原則に基づき、まずはクライアントさんが設定した大きな目標を伺いました。
その目標を語るクライアントの姿はやる気に満ちていて、強いエネルギーを感じました。
次にクライアントさんが抱える問題を伺いました。
どのクライアントさんもそうですが、最初から大きな問題を語る人はいません。やはり、信頼関係がないと、本当に解決したい大きな問題を話すのは難しいです。
お話を進めていく中で、信頼関係が構築されていき、
本当に解決したい大きな問題を語ってくれました。
問題を語る時の姿は、目標を語る姿と真逆でした。
声は弱く、エネルギーも低い。さっきと別人のようです。
クライアントさんが持つ問題は「幹部社員を信じきれないこと」「信じきれないから、重要なことは全部自分がやっていること」でした。
社長自ら、重要案件を全部やってしまうのですが、時間が足りずやりきれない状態が続いていたそうです。
陰陽の原則と、目標と問題の関係を伝え、
問題解決のための行動を一緒に考えました。
以下のような問いかけを自分にしていただきました。
どのようにすれば、幹部社員を信じることができ、
会社を次のステージにあげ、
社員に過去最高のボーナスを支給することができるのか?
上記の文章を見ていただくとわかりますが、自分に対する問いかけの仕方を変えることで、問題はチャンスに変わります。
ここまで来ればもう大丈夫です。
もともとエネルギーが高いクライアントさんなので、問題解決のアクションを沢山考え出し、すぐに行動されました。
その後、見事に目標達成したと、ご報告をいただきました。
目標と問題には、陰陽の原則が働いています。
原則中心に生きれば成功しますが、原則から外れると成功しません。
目標ばかりにフォーカスして、そこにある問題から逃げると、
目標は達成できません。
そればかりか、問題が深刻な状態になることがあります。
目標達成へのアクション、問題解決へのアクション。
これらは同時に取り組むことが大切です。
もし、なかなか目標達成ができずに悩まれている方は、
自分が逃げている問題はないかを考えてみてください。
そこに大きなチャンスがあるはずです。
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