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MADE IN HEPBURN/Maldives

6月15日 突如として公開した
MADE IN HEPBURNの謎楽曲
その名も Maldives

損耗摩耗が繰り返される闇雲な最前線は尖ったところで折れてしまい、丸めたところで潰れてしまうようなそんなリアルタイムをみんな消化していますね。

今回は短編映像音楽的?な感じでアップロードされた作品でして、映像撮影編集について自分はあんまり担当しておりませんので楽曲について
考察の末に、興味本意で、感銘を何故か受けてしまった人の為にここに記事として残しておきます。

そうなればそうということで、
楽曲の母体が出来た時期を色々とさかのぼってみたんだけど2020年くらいに出来ているみたいだった。
正確には歌詞を書き出したのがこの時期でBOATのPCにMaldivesのデータは既に存在していたのではないだろうか。
当時コロナが日々の不安を掻っ攫い、中国武漢がどうのこうのの真っ只中だったのでBOATでは頻繁にメンバーが互い違いに通い詰めて色々とトラックを作っていた。
ヤンタオさんも曲を作る楽しみに味を占めていてMaldives以外にもこの時期になんかヤバめな曲が色々と産まれています。


そんな中で一際難解なビートとシンセが入り混じっていた楽曲がMaldivesでこれに頑張って歌詞を書くからMADE IN HEPBURN でやってみようとなったのがはじまりになりました。

それから半年くらいはトラックを聴いても全然イメージもヒントも浮かばないもんでしばらく通勤の時に延々と聴き続ける日々を過ごしてて、とある日にビートの感じがフィメールのラッパーの楽曲っぽいことになんとなく気がつきます。

当時よく聴いてたNo nameの2ndアルバムにそれに近いビートの曲があって、それに近いメロディラインを意識しながら歌詞に落とし込む作業をしていました。

(ビート感が似てたのはたしかこの曲)

今回の楽曲の歌詞のテーマや内容については当時の心境を思い出しながら考えると、すごく愛のある生活をテーマに書いていると思う。
じわじわと日常に麻痺していく感覚みたいな、
淡々とリピートしていく労働と睡眠、
不安と期待が交互にやってくる毎日。
みんなに平等にやってくると思うささやかな不安とありふれた幸せ。
でも全部薄くて、嘘みたいに感じる瞬間が日常に麻痺してるって感じ。


なので歌唱のことを考えるともう少し冷静でイーブンなテンションで歌っても良かったなとか少し思う。(今さら)

それからヤンタオバージョンのMaldivesはJEFFがコーラスがかったギターを弾いて、ゴエ君が周波数に挑戦した様なベースを入れて、誰が入れたテイクかわかんないけどアナログシンセがプリプリしてて良いフレーズとかも増えてレコーディングまで進んでMADE IN HEPBURNの楽曲になっていったのだった。

今回のMVはそんな世間的に空白な2年間がまるで伏線だったかのように突如として撮影して公開された。
サブスクやフィジカルで楽曲リリースしなかったのはきっといつか出るアルバムに収録される楽曲
だからだと思っている。

MV撮影の際に、香港の映画とかアウトレイジ的な香りが良いよねって話をしてて

それならこんな感じが良いなってリファレンスを出したのはこの作品か、?
これも2、3年前にめっちゃハマって聴いてたやつ。2、3年に1番聴いた曲かも知れない。。。

そんなこんなで新しい自分たちの楽曲を世の中に放てて少しスッキリ、また色々アップデートして表現出来たら、イイね。

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