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「8時45分。 番組がもうすぐ終わっちゃう」

私のテレビ事情

最近テレビを観ない。
観たい番組は、だいたいTVerかU-NEXTとかで見逃し配信で観れるからだ。
子供の頃は、配信なんてなかった。そもそも、パソコンやスマホも持ってなかったので、番組というのはテレビに限った。

「子供の頃」と言ったが、配信が一般的になった時代は7、8年前ぐらいだろうか。

それより前は、好きな番組は放送時間になったらテレビの前で待機していた。もちろん、時間的に観れない場合は録画をしたが、それも最近の話である。小学生のときはVHSが一般的で、DVDは出始めた頃で1枚が高価だった。だから滅多に録画なんてできない。するとすれば、金曜ロードショーで流れた映画ぐらいだった。

基本的には、時間になったらテレビの前で待つのだ。
ワクワクして待つ。
小学生の頃に持っていたこの情緒が、今はない。

小学生の頃の番組

なんとなく覚えているのは土曜日の夜7時。

IQサプリとめちゃイケ。

ご飯を食べながら、IQサプリで問題を解いて、めちゃイケを見る。
地デジ化される前だから、テレビはブラウン管だった。


地デジカ

IQサプリが夜7時に始まる。内容はさほど覚えていない。
「なんと読むんでしょーか」
「にーんにーきにーんにん」
などなどあって、だいたい7時55分ぐらいに番組が終わる。
その後CMを挟まずに、すぐにめちゃイケに入ったと思う。

めちゃイケの内容もよく覚えていない。
色取り忍者とかガリタ食堂とか、オファーシリーズとか、いろいろあったのは覚えているが、いつ頃どんな企画があったかは朧げである。

だが、あることだけ覚えている。

時計を見ていたことだ。

時計を確認しながら、番組を見る。
スマホも持っていなかったから、これと時計にしか集中していない。

「今、8時20分か」
「30分か」
「ああ、8時45分。終わっちゃうな」

現在と昔で、この違いがある。

もちろん今も確認はするが、この確認時に感じる感情が、昔とは違う気がする。
今は、昔ほどそんなに「残念」とも思っていない。

次週まで待たなければいけないのは、今も昔も同じだが、
過去回を見るのは、今の方が簡単だ。
また、今は面白い番組・コンテンツが豊富にありすぎる。YouTubeも出てきたことで、希少価値がない。

こういう情緒が今は欠けている。

だが、今でも残っているものがある

漫画である。

私は好きな漫画をAmazonのKindleで定期購読している(発売日になると自動的に購入・追加されるシステム)。

Kindleで漫画を読み始めて、途中でページを確認して
「まだ3割しか読んでない」
「あと半分か」
「ああ、もう終わっちゃうのか」
ってなる感覚。

この感覚は子供の頃テレビを見ていた感覚と似ている。

漫画に関しても、今はコンテンツがありすぎるのに、なぜだろう。
これに関しては答えが出ない。

ちなみに今定期購読しているのは「その着せ替え人形は恋をする」「オタクに優しいギャルはいない」「今日から始める幼なじみ」である。
いつも楽しみにしている。




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