DNP開催森谷修「み熊野の」展を振り返る
お知らせ
まずはお知らせです。
現在(2024年12月)DNPプラザにて開催中の「表現工房vol.12 RE:LIGHT」にて、私の作品シリーズ【み熊野の】の1点ものオリジナル写真が展示されております。
これを機に、2022年に開催されましたDNP(大日本印刷)での展示について書き記しておこうと思います。
DNP「み熊野の」2022年の展示を振り返ります
「2022年10月から翌2023年2月」まで4ヶ月間行われた大日本印刷グループ「表現工房」チームとホビージャパン社、そして私・森谷修のコラボで実現した複合的展示「み熊野の」。
デジタルデータより直接、版を起こさずに印刷する形式を用いて、こだわりに1ってんもの写真集を制作するというメインコンセプトと、その周辺展開となります。
大きな写真パネルが3枚立ち並び、その前にはオリジナルの写真集が5種類並びます。DNPのアートディレクターが、私の作品群と向き合って5種類の写真集を制作するというコラボになります。
さらに、この作品シリーズとは切っても切れないプラチナプリントを1点展示。
1階カフェでは、森谷と熊野からインスパイアされた特別メニューが3品提供されるという贅沢展開。あとは恥ずかしながら(私を構成する大事な部分)影響を受けた書籍が立ち並び販売もされました。
その時に模様は、当時書き記した記事のリンクを貼りますのでご興味ある方は是非覗いてみてください!
展開はさらに広がり、熊野・三重・京都と展示ツアーへ
東京市ヶ谷のDNPに加えて、「熊野」と「三重」そして「京都」でも連動企画として展示をいたしました!!
「世界遺産センター熊野本宮館」では初詣の時期にも重なり、驚異的な来場者数を記録、「三重県立熊野古道センター」では巨大な空間の中での展示、「京都ナダール」では写真ギャラリーで目の肥えたお客様にもご覧いただくことができました。
これらは全て「モノクロ」(DNPにて出力)での展示になります。
開催している最中は、何度も熊野に足を運び、いろいろな意味で大変だったのですが、こうして振り返りますとかけがえのない体験であったと感じずにはいられません。
非常に偶然なのですが、今、別の案件からプラチナプリント作品の制作を再開しています。同時に、カメラホリック誌面においても「アウトプット」についての企画を担当させていただいたり(本稿のことも書いています)、機運の高まりとでもいうのでしょうか、そんなものを感じています。