楽しむために、『苦手と戦わない』という選択肢を
苦手を克服することに、ある種の快感を覚える人もいるが、勿論そうでない人も世の中にはたくさんいる。
“苦手の壁”を越えた先には見たこともない“新しい自分”が確実に存在する。しかしその壁を越えることは決して容易ではない。
“楽しむ”ということを最優先にした時、苦手の克服というのは苦痛でしかないだろう。「克服してまでやりたくない」と思い、足が止まる。
私の場合、デッサンが苦手だ。しかし色を付けることは大好きだ。
色だけ使って作品を仕上げれば問題ないが、納得いく作品を描こうと思うとどうしてもデッサンは必要になってくる(下書きなしで描く人もいる)。
あ~・・・
下書き(デッサン)めんどくせええええ・・・
「誰か下書きだけしてくんねぇかなぁー」なんて言うと、「じゃあ塗り絵でもすればいいじゃん」ていう声が聞こえてきそうだが、
それはイヤなんよ(わがまま)。
ということで、
私はデッサンから逃げながら絵を描いています。
具体的な方法としては、描きたい写真を印刷して、線を引き、区画を作ります。(一般的な手法ではあるけど、コレなしで描けたらかっこいいよね。でも中々上手くならないから諦めてずっとコレでやってる。だから上手くなんないんだよってそんなんわかってるけど早く色付けたいんよ。)
全体を捉えるのが苦手なので、区画に分けて、部分的に描く。そうするとパズルの要領で最終的にピタッとまとまるんですな。
あとは色をつけます。(下書きの写真撮ってなかった)
なんとなくいい感じになったんではないでしょうか(思い込み)。
デッサン力がないくせに、デッサン力ありそうな感じに仕上げる。
スーパーで総菜を買ってきて、ちょびっと手を加えていい感じに盛り付けるのと似ていますね(?)。
でも大体そんな感じで、料理に自信がない人が無理に料理頑張るより、前述の方法の方が喜んでもらえたりするんですよね。
よく言えば応用というやつです。
よく言えばね(小声)。
ここから少し真面目に、
事実、疲労の観点からみても、脳疲労やストレス過多の人は“挑みすぎ感”が否めません。
「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。」、「うまくいってないのは私の頑張りが足りないからだ。」
“逃げるのが悪”だと思ってしまっているんです。
中には「頼るのが下手」と自覚されてる人もいます。
これは性格的な問題や、自身に起こった経験からなる場合もあるので、
「もっと周りを頼っていいんだよ。」
なんて軽々しくは言えません。日常生活で、それができないから困ってるんだから。
ならばせめて、
自分が楽しいと感じることをしている時ぐらいは、
『苦手』から逃げてほしい。戦わないでほしい。
ラクな手段をとってほしい。
『楽しい』をもっと豊かにするために。そして、
疲れてしまった自分の心身を豊かにするために。
『苦手の壁』を越えるべき時はもっと先か、もしかしたら
越える必要もないかもね。
END
福岡でヘッドマッサージの先生してます。脳疲労、自立神経の乱れについて学べるコンテンツが充実してます。
パズルは苦手です。リトルミイは好きです。どうしよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?